人生は与えられたもの.人のために生きようという決意 第 739 号

 聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生が

105歳の天寿を全うされました。

 その追悼の意味を込めて、日野原先生に

ついて紹介した『致知』2012年4月号

特集総リードの一部を紹介します。

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 人生は順逆の連続という。順逆をこえるとは、

順境にも逆境にも負けない自分を創ると

いうことである。

 日野原先生の100年の人生にも、順境逆境

は繰り返されたろう。

 それをこえ、いまなお使命に生きておられる

お姿には神々しさがある。

 1970年、日航機よど号ハイ

ジャック事件があった。

 日野原先生はその機中にいた。

 58歳だった。

 事件四日目、乗客は全員無事、韓国・

金浦空港で解放された。

 靴底で大地を踏みしめると、「無事地上に

生還した」の思いが膨らみ、これからの

人生は与えられたもの、人のために

生きよう、という決意に繋が

っていったという。

 帰国した日野原先生を、1,000人を超す人

たちからのお見舞いやお花が待っていた。

 その礼状に奥さまが書き添えられた。

 「いつの日か、いづこの場所かで、どなた

かにこの受けました大きなお恵みの一部

でもお返し出来ればと願っております」

 この言葉が日野原先生第二の

人生の指針となった。

 昨年末、NHKテレビで日野原先生の

ドキュメンタリー番組が放映された。

 インフルエンザで39度の熱がありながら、

子供たちとの約束だから、と地方講演に

向かわれる姿をテレビは映し出していた。

 その先生が作られた俳句がある。

 100歳はゴールではなく関所だよ

 人生の順逆にほほえみを持って

立ち向かわんとする姿が、

この句に表れている。

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『致知』には人生を潤す言葉がある
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今回も最後までお読みくださり、ありがとう

            ございました。感謝!

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