価値観・心の豊かな暮らしをどのように考えるのか…… 第 738 号

 福祉国家のモデルように日本でも紹介される

スウェーデン。

 あなたは、スウェーデンの真実の姿

知っていますか?

───────「今日の注目の人」───

占部 賢志(中村学園大学教授)

───────────────────

【占部】
 よく、スウェーデンなどでは国や社会が

子育てをする制度が確立していると絶賛

する声が聞かれますが、それほど手放

しで言えるのかどうか、現実を正

しく知らなければなりません。

【教師C】
 福祉国家のモデルのように言われるけれども、

社会のゆがみも指摘されているようですね。

【占部】
 かつて21世紀を迎えたとき、スウェーデンで

興味深い調査が行われたことがあります。

 20世紀を丸ごと生きた100歳を越えるお年寄

りに、一番印象に残る出来事は何でしたか

と質問したところ、何と答えたか。

 それは「家族の崩壊です」という衝撃的

な一言だったそうです。

 ということは、スウェーデンの極端な福祉政策

は家族の崩壊と引き換えに成り立ったものだ

と言えるのかも知れませんね。

【PTA役員】
 すべて社会が面倒を見なければならないと

いう考え方の行き着く先の大きな落とし

穴のように感じます。

【占部】
 しばらく前のテレビ番組で見たのですが、スウ

ェーデン人と結婚した日本人妻によれば、スウ

ェーデンは社会の隅々にまで「個人」として

の意識が確立しているけれども、極めて

情が薄いと言うのです。

 たとえば、夫婦であっても自分の食事は自分

で作り、相手に作ってもらうことはしない。

 夫が居間でアイロンをかけていましたが、

それは自分のシャツだけなのです。

 もちろん家計もきっちり折半だそうです。

 夫や妻というよりも個人が最優先

されるからです。

 まあ、ここまではあり得るとしても…

「子育ての主役は社会か?」を占部先生が鋭く

語る人気連載の続きは本誌でお楽しみください。

 『致知』2017年8月号【最新号】

      連載「日本の教育を取り戻す」P124

今回も最後までお読みくださり、ありがとう

            ございました。感謝!

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