抱きしめて看取る実践を重ね全国的な広がりの礎を築いた 第 2,955 号

人々の最期に寄り添う「看取り士」の
パイオニアとして知られる
日本看取り士会会長・柴田久美子さん。

看取りの道に至るまでの
艱難辛苦に包まれた半生と共に、
250名を超える方々を看取る中で
掴まれた死生観、幸せな人生を送る秘訣には、
あらゆる年代に通ずる人生訓が詰まっています。
 
今回はその取材秘話を担当編集者が綴ります。

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ほのかに秋の訪れを感じながらも
異例の残暑が続いた10月初旬、
取材は東京と岡山を繋ぎ、
オンラインで行われました。
やむを得ずとはいえ、
遠隔地にいる柴田さんのお人柄や
深い人間学のお話を引き出すことができるのか、
一抹の不安を抱えていました。

しかし、
「こんにちは!このたびは貴重な機会を
本当にありがとうございます」と
屈託のない笑顔を浮かべる柴田さんと
画面越しに対面した瞬間、
不安はどこかに消え去ったのです。
穏やかな口調と身に纏うオーラからは、人を
包み込むやさしさが溢れ出ているようでした。

まさに、多くの人々の死に寄り添ってきた
柴田さんだからこそ纏える温もりが、
画面上からもヒシヒシと伝わってきました。

現在、「抱きしめて看取る」を理念に掲げ、
自宅での最期を支援する「看取り士」の
有資格者は全国各地に2300名を超えています。
60歳の時にたった一人で「日本看取り士会」を
立ち上げ、今日の全国的な広がりの礎を築いた
のが、会長を務める柴田久美子さんです。

柴田さんは30余年前に
介護師として看取りの実践を重ね、
2002年には人口数百人の
小さな離島・知夫里(ちぶり)島にて
「看取りの家」を設立され、
抱きしめて看取る実践を重ねた後、
2011年に日本看取り士会を設立。
現場で培ってきた看取りの作法や心得を
「看取り学」として体系化することで、
看取りの輪を着実に広げてきました。

冒頭の挨拶に続いて、
柴田さんはこうおっしゃいました。
「私も一読者なので大変光栄です。
いつも『致知』に学ばせてもらっています」と。

実は、柴田さんと弊誌のご縁は遡ること21年前。
柴田さんが「看取りの家」を立ち上げて間もない
頃、『致知』2002年11月号特集「人の心に光を
灯す」でご登場いただきました。

その頃から長年に亘って弊誌を愛読し、
応援してくださっていたのです。

今回の取材では、
21年前の誌面を担当した編集者も同席。
その事実を知るや否や、
柴田さんは満面の笑みで喜んでくださり、
和やかな雰囲気の中で取材は始まりました。

ここで、『致知』愛読者である柴田さんから
今回特別にコメントをお寄せいただいたので
ご紹介します。


「月刊『致知』との出逢いは20年以上前に遡る。
600人の離島で看取りの家の運営をしている時、
一人の村民に「大人の教科書」として読むように
勧められた。私はその当時、取材を受けた。


20年以上の時を経て再び取材を受けたが、
その取材には20年以上前に
取材をして下さった記者さんも同席。
私の活動の歴史を思うと、胸が熱くなった。

『致知』を拝読させて頂いていたからこそ
継続出来た志。『致知』を1人でも多くの方に
手に取っていただきたいと心から願っている」
——柴田久美子

そもそも、看取り士とは
一体どのような役割を果たしているのでしょうか。
柴田さんに説いていただいた内容を抜粋して紹介
します。


〈柴田〉
看取り士の役割は主に3つあります。
1つ目は相談業務です。ご本人や……

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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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