硬い筋肉の正体は伸び縮み不足の筋肉.つまり運動不足 第 810 号

こんにちは、

岡田です。

前回は「骨格のゆがみと硬い筋肉の関係」でした。

骨格のゆがみと筋肉の硬化について、

4つのパターンに分けて説明しました。

今回は硬化した筋肉の発生原因について解説します。

(硬い筋肉ができるワケ)

前号で筋肉の潤滑整復術にふれました。

では筋肉の潤滑整復術とは、

いったいどんなことをするのでしょうか。

その前にもう一度、

筋肉が硬くなる理由について考えてみましょう。

・筋肉を動かしすぎて硬くなる

・筋肉を動かさないで硬くなる

この二つです。

筋肉を使いすぎて硬くなるのは、

肉体労働やトレーニングなどで、

肉体疲労が溜まった場合ですね

これは、休息をとることで回復します。

やっかいなのは、

筋肉を動かさないことで硬くなる場合。

これは「こり」といわれている状態です。

この発生原因は、

筋肉を十分伸び縮みさせずに使うことです。

どういうことでしょうか。

たとえば事務仕事では、

前にかがんだ姿勢で腕や手先を動かしますが、

首や肩、腰や背中の筋肉にも力が入ります。

力が入るということは筋肉が緊張するということ。

しかし、緊張はするけれども、

筋肉の伸び縮みは十分行われていませんね。

筋肉は伸び縮みして血液を流していますが、

緊張して硬くなっても

伸び縮みの動きが不十分だと血流が悪くなり、

発生した疲労物質を流しにくくなります。

これが、一過性だったら一時的なこりで終わりますが、

毎日のこと習慣的だったらどうでしょうか。

そうなんです、

これが筋肉が硬くなる原因ですね。

筋肉が硬くなるとは、

筋肉の中に乳酸やカルシウムなどが溜まっていて、

縮むことはできても伸びにくい状態です。

時間の経過とともに徐々に筋力も低下します。

硬い筋肉の正体は伸び縮み不足の筋肉、

つまり運動不足によってできるわけです。

(筋肉が硬化しやすいところ)

つぎに筋肉が硬くなりやすいところについて。

筋肉が硬化しやすいところは、

筋肉に力が入り緊張する時間は長いけれど、

伸び縮みする機会が少ないところです。

たとえば足や手の筋肉は、

力が入り緊張することはよくありますが、

関節の曲げ伸ばしと同時に筋肉も伸縮するので、

疲労物質が溜まりにくく硬くなりません。

これに対して、

座っているときに体を支えている筋肉は、

あまり伸縮しません。

これが、首や肩、肩甲骨周りや腰の筋肉です。

胸やお腹の筋肉が硬くならないのは緊張が少ないからです。

首や肩の筋肉は頭痛など不快な症状を起こしやすく、

意識が向きやすいので速い対処が可能です。

実際多くの場合は、

運動や体操、マッサージ等で対処していることでしょう。

ところが、腰の周辺とくに骨盤周りの筋肉は、

筋肉が太く大きいうえに感覚の鈍く、

意識が届きにくくなっています。

また、日常の動作だけではフルに使わないので、

血流が改善しにくいことも硬くなる理由です。

ですから、これらの筋肉は、

知らず知らずのうちに腰回りが硬くなっている、

なんだか体の柔軟性が低下しているという程度で、

ぎっくり腰や坐骨神経痛などで痛まない限り、

自覚しにくいわけです。

(対処法)

いったんこれら骨盤の上の筋肉が硬くなったら、

容積が大きく意外に分厚いので、

どんな方法を使ってもすぐには軟らかくなりません。

アスリートの腰を輪切りにしたMRI画像を観ると、

体の後ろ半分以上すべて骨と筋肉で埋め尽くされている、

といっても過言ではありません。

一般人の場合は脂肪も多いのですが、

それでも、ものすごく分厚いのが現実です。

たとえば、

マッサージや指圧ぐらいでは全く歯が立ちませんし、

余計に硬くなり逆効果になることもあります。

鍼や灸でツボを刺激すると、

一時的には軟らかくなりますが、

しばらくするとまた硬くなります。

関節の潤滑整復術を行い、

骨格の影響を取り除いてから、

筋肉の潤滑整復術を施術します。

さらに、並行して体操や筋トレを行います。

長くなってしまいましたので、

手順については来週につづきます。

詳しいことは拙著↓を参考にしてください。

『10年後の常識!健康のツボ』

第548号 2017年10月30日

発行者 健康水先案内人/岡田宰治

公式サイト http://ameblo.jp/baffaro7

 人類健康化の水先案内人/岡田さいじさんの

ブログより転載許可を得て掲載

 今回も最後までお読みくださり、

                      ありがとうございました。感謝!

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