データに強くなりたいなら自分でグラフを描くクセを身につける 第 1,914 号

 「日本の借金は1000兆円以上もあり財政破綻

間近である」というウソ。「日本の人口は

8800万人にまで減少し日本経済が

衰退する」というウソ。

 「財政再建のため、社会保障の財源が足りない

から、消費増税するしかない」というウソ。

 「年金制度は崩壊する」というウソ…等々。

 世の中にはフェイクニュースや的外れ

な議論が溢れている。

 思い込み、というのは人によってずいぶん違う

らしいが、そもそも筆者の頭の中には思い

込みというものが存在しない。

 何かを論じるときは長期間のデータや海外の事例

などを見るから、思い込むという感覚

が正直よくわからない。

 筆者は運命すらもすべて確率で考えるから、

そのときの運なのか、そうでなければ

何%の確率で起こったのかと考える。

 よく「高橋さんの議論の強さの秘訣は?」と

聞かれるが、心がけていることは非常にシン

プルだ。「川を上り、海を渡れ」。

 これは筆者が大蔵省(現在は財務省)に入省

して間もない頃、報告書を作成していた

ときに先輩から受けた指導だ。

 もちろんこれは比喩的表現で、「川を上る」

は「歴史を遡って過去の経緯を調べること」、

「海を渡る」は「海外の事例を調べる

こと」を意味する。

 大学では数学を専攻し、数量分析を使えば

現状を的確に把握できるし、将来すら予測

できる。そう考えていた筆者にとって、

この教えはシンプルながらも思考の

裾野を大きく広げてくれた。

 データに弱い人には、グラフを描けないし、

読めないという特徴がある。例えば、

説明する高齢化問題もそうだ。

 「日本の高齢化はどのように推移していくのか

予想でもいいからおおまかなグラフを描いて

みて」といっても、それすら描けない人が多い。

 データに強くなりたいなら、自分でグラフ

を描くクセを身につけておけばいい。

 ある事柄について、その始まりから終わりまで

の過去の経緯と、理想的にはG20、最低でもG7

加盟国分の海外の具体的事例でファクトを集

めれば、どの時代、どの地域にも共通する

普遍的なルールが自然と見えてくるからだ。

 そうすれば時間的な広がりを持つ縦軸と

空間的な広がりを持つ横軸が通った、

強い論考が生まれてくる。

 高橋洋一『FACTを基に日本を

        正しく読み解く方法』

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 今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝!

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