情報機関なくして国家は生き残れない 第 2,764 号

 深い霧に覆われた情報組織、これが公安調査庁

だ。一般の目が届かない深層で情報活動を繰り

広げ、決して表舞台に出ようとしない組織。

 逮捕権を持たないため、人の心の襞に分け入る

ヒューミント(対人諜報)に存在意義を見出して

いる。公安警察や外務省と情報コミュニティ

ーの主導権を競う公安調査庁。インテリ

ジェンスの巨匠ふたりは、その素顔に

切り込み、過去の重大事件の裏側を

初めて論じてみせた。いま公安

調査庁から目が離せない!

 インテリジェンスとは、国家が生き残るため

の選り抜かれた情報なり。国家指導者は、分

析し抜かれたインテリジェンスを拠り所に、

国家の針路を決めるのだ。

 独自のインテリジェンスこそ、ニッポン

の生き残るパワーとなる。

 マレーシアは、北朝鮮のダミー会社やフロント

企業がたくさんあり、北朝鮮情報に

極めて強いといわれる。

 「インテリジェンス・オフィサーは語らず」

といわれる。彼らは、自分の功績

などを口にしない。

 公安調査庁の「コリント」、つまり国際的な

諜報協力は、なかなかのものである。

 海外に情報要員を配して、情報源を涵養して、

極秘のヒューミントを入手する、と

いう情報機関が日本に必要。

 「いいネタは、これといった特別なお客さん

にしか出さない」と寿司屋さんは言って

いる。諜報の世界でも同じである。

 あらゆる手立てを尽くして、正確な情報を

つかむ。入手した情報をしかるべき場所に

伝える。これ以上でも以下でもない。

これぞ、公安調査庁なり。

 「インテリジェンス機関は、政策の決定に関与

せず」これが世界の情報機関のグロー

バルスタンダードなり。

 内閣情報調査室(内調)の生命線は、各機関

から上がってくる情報の取捨選択と加工なり。

 内調は、尾行などをやる余裕はない。地方の

公安調査官が、地道な情報活動の末に、

第一級の情報を入手することがある。

公安調査庁こそ、実動部隊なり。

 在日外国人を監視の対象と見るのではなく、

逆に情報提供者として協力してもらえる

存在だと認識することが大切。つまり、

日本に暮らしている外国人たちの

知識や経験を活かして、彼らを

重要な情報源として育成するという発想である。

 そういう人たちが、やがて母国に帰ったとき、

そこで地道に情報収集活動をしてもらう。何

らかの形で知らせてもらえれば、貴重な

情報が入手できる。こういう現地の

エージェントを育てているのが、公安調査庁なり。

 情報機関の活動について、国民の理解を得る

ために、活動をある程度知らせることが必

要だ。それをあざといくらいやっている

のが、「老情報大国」のイギリスで

ある。質の高いテレビドラマに

仕立てたり、魅力的な映画にしたり、

手が込んでいる。諜報のエッセンスを人々

に伝え、情報機関の存在意義をそれと

なくアピールしている。

 ビジネスの成功にとって、新聞やネットに

出ている公開情報に依拠した「オシント」

も重要なり。まずは基本に忠実に、公

開情報をじっくり読み込むべし。

 公開情報で裏を取り、できるだけ状況証拠

を固めておく作業をやる。これを面倒臭

がらずにやることが大事なり。

 内外に情報のアンテナを張り巡らした情報

機関なくして、国家は生き残れない。

手嶋 龍一 (著), 佐藤 優 (著)『公安調査庁』

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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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