所くんはお菓子づくりをしている時が一番楽しそうだね 第 2,507 号

年間2700万個の売り上げを誇る
パステルの「なめらかプリン」。
その成功の背景には、一人の菓子職人の
熱意とアイデアがありました。

『致知』7月号「致知随想」にご登場いただいた
菓子道代表取締役・所浩史氏のお話の一部を
紹介します。


───────────────────

(所)

「人生と仕事で大切なことは
すべてプリンから学んだ」

それが、パティシエとして様々なヒット商品を
開発し、30年間、プリンづくり一筋に歩む
中で得た素直な実感です。

振り返ると、お菓子をつくる父の姿に
憧れを抱いたのがすべての原点でした。
実家は岐阜県で3店舗を営むお菓子屋で、
家の中にはいつも甘い匂いが漂っていました。

物心がつく頃に「将来はお菓子屋さん
になる」と決めていたのも、
自然なことだったように思います。

父から後を継ぐように言われていた私は、
大学卒業後すぐ南青山の
洋菓子メーカー・ヨックモックに就職。
父と同じパティシエの道に進み、
いつか実家の店を継ぐ日を夢見て、
厳しい修業時代を過ごしました。
そんな私に大きな転機が訪れたのは、
1987年、27歳の時です。

実家の店が倒産した──。
その知らせを聞いた時の悔しさと寂しさは
いまでも忘れることができません。
父の店を継ぐことを信じ生きてきた私は、
人生の目標を見失いました。

何のためにお菓子づくりをしているのか、
本当にお菓子屋になりたかったのだろうかと
疑問が湧き、一度この業界から離れることを
決めたのです。

その後は泊まり込みで、
北軽井沢のペンションの仕事に就きました。

そして2年目の冬を迎えた頃、
私の履歴書を見たオーナーから
「クリスマスケーキをつくってくれないか」
と声を掛けられました。

道具も揃っていない中、
一所懸命にケーキをつくる私を見て、
オーナーはぽつりと、こう言ったのです。

「所くんはお菓子づくりをしている時が
一番楽しそうだね」と。
あぁ、お菓子の世界に戻ろう──。
そのきっかけをくれた、ひと言でした。

それから数店舗での勤務を経て出会ったのが、
外食産業企業チタカ・インターナショナル・
フーズが経営する小さな洋菓子店「パステル」
でした。


私に与えられた課題は、
リーズナブルなパスタのセットメニューに合う、
新しいデザートをつくること。
そこで着目したのがプリンでした。

ただ、普通のプリンじゃつまらない。
その頃流行り始めていたティラミスや、クリーム
ブリュレのなめらかな食感にヒントを得ました。
この食感は日本人に合うかもしれない、と。

フランス菓子のように甘すぎず、濃すぎず、
とろっとなめらかな優しい味のプリンを
つくれないだろうか。
何度も何度も試作を重ね、
ついにできあがったのが、
後に年間2700万個を販売する大ヒット商品、
パステルの「なめらかプリン」です。

※続きは『致知』2022年7月号
「致知随想」をご覧ください。

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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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