うつ熱を解消⇒局所の熱を取る方法や偏りを無くす方法 第 352号

第20話『頭部うつ熱タイプの肩こり解消法』

 ・熱中症によるうつ熱

 高温環境や頭部への直射日光他の悪条件が重なると

熱中症を起こしますが、初期には、

頭部のうつ熱が現れます。
  
 ・頭脳の使いすぎ

 頭がフル稼働でパソコン本体が熱くなっている

ような状態。過度の思考や悩みなどで脳を

使いすぎる場合などに起こります。

 ・冷えのぼせ(体温の偏在)

 頭部は「うつ熱」しているが下肢など末端は低体温

という状態。手足が冷え頭に熱が滞り、体熱が

偏っている場合に起こります。

 ・頭部うつ熱の原因

 1.高温環境や頭部への直射日光
 2.高血圧、脳圧亢進
 3.長時間のパソコン作業や携帯電話使用などの電磁波障害 
 4.過度の頭脳労働や眼の使用など頭脳の酷使 
 5.怒りや悩みなどの精神ストレス
 6.飲水不足
 7.帽子などによる断熱 

 (自力による解消法) 
 
 ・熱中症によるうつ熱解消法

 前回もお話ししましたが、熱中症によるうつ熱の

原因は上の1.高温環境や頭部への直射日光だと

いわれます。

 それは間違っていませんが、2~7は重要な誘発因子

ですので、これを解消させるのが、熱中症の危機を

回避するポイントです。

 仕事のし過ぎに対しては休む、水の飲まな過ぎに

対してはペットボトルを持ち歩く、

精神ストレスには運動など、それぞれに対応した

対処法を実行して下さい。

 しかし、熱中症によるうつ熱まで進行したら、

とにかく、頭や首、背中など、熱を持っている

ところを冷やすことです。氷のうや氷枕で、

とにかく氷が溶け熱が引くまで冷やして

やるのです。

 これが、最善の方法です。凍傷にならない

氷水でガンガン冷やすのみです。

 ・頭脳の使いすぎによるうつ熱解消法

 頭脳の使いすぎによるうつ熱には、電磁波障害と

脳の使いすぎの2種類あるといいました。

 一つはパソコンと携帯電話、二つ目は脳の使い

すぎで起こるうつ熱ですが、これらの解消は、

上の1~6を一つ一つ見直し取り除くことが必要です。

 もう一つの方法は、熱中症と似ていますが頭を

冷やすことです。氷のうや氷枕で冷やしてやって

下さい。

 頭の熱が吸い取られていくのが分かりますし

最高に気持ちがいいはずです。

 さらに合わせて行うと相乗効果が得られるのは

飲水法です。

 水分ではなく、水を多く摂るのです。

 うつ熱している熱を吸収し他の場所に移動させる

ためには水が必要です。

 水の摂取不足でうつ熱を起こしている人も多いので、

うつ熱の人は、特に水の摂取を積極的に行う必要が

あります。

 自分の話で恐縮ですが、以前は強度の

うつ熱症でした。

 年中無休で頭の下に氷を入れた水まくらを

して寝ていましたが、水の摂取を何割か増やしてからは、

まったく必要なくなりました。

 つまり、うつ熱症が水を飲むことで解消してる

というわけです。

 この経験が役立つ人もいるに違いないと思いました

ので付け加えました。

 ・冷却のポイント

 直接熱を奪う方法が即効性があるといいましたが、

一番効果的で安全かつ生理的なのが

氷水による冷却です。

 その原理はうつ熱を、氷の融解熱を利用して体外に

捨てるわけです。

 もっと簡単に言えば、頭の熱とりです。

 「部屋をクーラーで冷やしてもいいんじゃないの?」

との質問もありますが、クーラーでは体表を冷却

するので逆にうつ熱し易いのです。

 また、自律神経が失調し症状を悪化させることすら

あります。

 とにかく冷やせと氷以外の物を使う人もいますが、

冷却シートなどのシップ類では効果が弱すぎて

焼け石に水ですし、水以外の材料で出来た人工の

蓄冷体では冷えすぎて頭痛が起きたり、頭部の

熱をうまく吸い取れないなど問題があります。

 人間の体の6割以上は水ですから、氷水を使って

不必要な熱を体外に出すのがベストなのです。

 
 ・冷えのぼせによるうつ熱解消法

 冷えのぼせは、足は冷えているのに頭はほてって

いるという状態で、エアコンなどが原因で体熱が

偏在し「頭熱足寒」になることで起こりますので、

このタイプの解消法は、

 半身浴で下半身を温める。

 運動をやる。

 シャワーから入浴に切り替え汗をかく。など、

体熱の流れを積極的に作り熱の偏りを解消する

ことが大切です。

 
 ・タイプ別、肩こり解消のコツ

 熱中症や頭脳の使いすぎの場合は、首肩に熱感を

伴う肩こり、「かっかする感じ」「冷やしたい感じ」

「パンパンに張る感じ」の肩こりが現れますが、

前述の頭頚部を冷やしてやる方法で肩こりはほぼ

消失します。

 ただし、姿勢タイプなど他の肩こりが共存している

場合は、何割か肩こりが楽になったという感じの

状態になります。

 冷えのぼせによる肩こりの場合は、背骨沿いの

こりをともなうことが多く、「肩が詰まる感じ」

「冷やしたくない感じ」の肩こりが現れますが、

頭や首を冷やしても、あまり気持ちがいいわけ

でもなく、実際それほどの効果はありません。

 それよりも、前述のように下半身を温めてやる方が

よっぽど気持ちがいいのです。

 また、ショウガをはじめ身体を温める陽性の食品を

食べるのも肩こり解消に役立ちます。

 全身の筋肉を使う運動もこれらと相乗効果を発揮

しますのでオススメです。

 他では、もちろん、歩行整体(歩行療法)も有効

ですよ。

 ただし、即効性は期待できませんので、解消法

というよりは、このタイプの肩こり予防法と

いえるかも知れません。

 次回は、他力による方法、主に治療法を

お伝えします。

 --【今回のポイント】----------- 
 うつ熱を解消させるには、局所の熱を取る方法や

偏りを無くす方法がある。
 ----------------------   

 人類健康化の水先案内人/岡田さいじさんのブログ

より転載許可を得て掲載

 ブログ・所長の引き出し  2010年6月7日 発行     

             第20話『頭部うつ熱タイプの肩こり解消法』

              http://kenkokagaku.lekumo.biz/blog/

 【真理にかなった施術法&健康法の選別と開発】

大阪市住吉区帝塚山東3-4-10健康科学整体研究所 

      http://kenkokagaku.net/

  今回も最後までお読みくださり、ありがとう

             ございました。 感謝!

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