この経験が自分を磨くんだと思えばいいのです 第 2,909 号

脳蘇生治療の第一人者として知られるとともに、
脳の考える仕組みをスポーツに応用し、
北京オリンピック競泳選手らの金メダル獲得
にも貢献した林成之氏。

以前、『致知』のインタビューでお話しいただ
いた内容は、掲載当時大きな反響を呼びました。

その後、ベストセラーとなった
『1日1話、読めば心が熱くなる
365人の仕事の教科書』にも掲載された、

「嫌いな上司を好きになる方法」

というお話をご紹介します。



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「嫌いな上司を好きになる方法」

 林 成之 日本大学大学院総合科学研究科教授

 ※肩書は『致知』2009年1月号掲載当時
…………………………………………………………

勝負を好きになること、
コーチ・監督や仲間を好きになることです。

だから北京オリンピックでは、
競泳日本代表選手の皆さんに言ったんです。

「皆さんのコーチ・監督は、
 神様が皆さんに遣つかわした人たちですよ」と。

私たち一人ひとりの人生の勝負は自分の才能を
いかに引き出すかだと思います。

だから、家族も、会社の社長や上司、
学校の先生など、みんな神様が遣わしてくれた
人だと思って好きになればいいのです。

会社がつまらない、上司が嫌いだと言っていたら、
本当は能力があっても、
自分で自分の才能を閉じてしまうことになる。

ただ、人間ですから、
どうしても合わない人や環境もあります。

希望じゃない部署に配属になることもある。

日常レベルでも、トラブルが起きたり、クレーム
があったり嫌なことを言われることもありますね。

その時は「競争相手は自分を高めるツールと思う」、
あの考え方で、このひどい環境が、
この経験が自分を磨くんだと思えばいいのです。

人間の脳は、海馬回だとか視床下部とか、
それぞれが自分の機能を果たしながらも、
連携をとりながら一つの脳として働いています。

逆に一つだけが傑出していても、
連携が取れていなければ脳としては
働きが悪いわけです。

私たち人間もまた、
自分の持ち場で精いっぱい役割を果たし、
意見や立場の違いがあっても
共に認め合って生きることが、
結局は自己を生かす道だと思います。

そのためにも、脳の仕組みを知らずに勝負に負け
たり、自分はダメだと思ってしまったらもったい
ない。
人生の勝負に勝つために、自分自身の能力を
最大限に発揮していただきたいと思っています。


『致知』には、あなたの仕事力・人間力アップに役立つ記事が満載です。
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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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