「 戦略・策謀・計略 」一覧
戦争というものは、スタートすると終わりがある 第 524号
1936年2月8日、神戸港に降り立った日独合作 映画の撮影隊一行に、一人の英国紳士風の 男が混じっていた。 その名はフリードリッヒ・ハック。 皆からドクター・ハックと呼ばれた人物である。 彼の職業はドイツの軍用飛行機や船舶、それらの 関連技術の輸入に携わる日本海軍および 陸軍のエージェント。 訪日の目的は、本来のビジネスに加えて、日独 合作映画の下打ち合わせ...
組織がいつ個人を切り捨てるかも分からない!!その時自分の味方は‥ 第 513号
あらゆる組織には「掟」がある。 暗黙の内に共有され、時に法より重んじられ、 破れば大きな代償を払わされる。 組織でうまく生き抜く極意とは、この掟を 熟知して利用することにあるのだ。 「組織は上司に味方する」「ヤバい話は聞かない でおく」「外部の助言で評価を動かせ」 「問題人物 は断固拒否せよ」「斜め上の応援団を作れ」「後輩 のために仕事をサボれ」…… “最...
良い会社は大切な「スタッフの休憩する場所」を最良な形に改善 第 511号
購買を決めているのは誰か見抜いているか? そのジャンルの「専門家」であると認知 されているか? 販売後、または利用後のフォローはできているか? お客さまの「買う前の不安」は取り除けているか? プライシングセオリーは持っているか? ラスト10%のツメにこだわっているか? 今すぐできる工夫はたくさんある。 「減収増益モデル」の構築。 価格を下げずに、価値...
杉原がハルビンで情報収集活動をするのに絶好の身分であった 第 509号
「国境と向かい合った近代の日本人」が 本書のモチーフです。 いわゆる「島国根性」から遠いところにいた人々。 とはいえ、ハルビン学院と満洲国は、歴史教科書 の一部としてみるに、まだまだ鮮度の高い生モノで あり、あの時代の都市と国家、そして日本人たちの 相貌は、世界のあちこちで国境線が引き直されて いる冷戦後の現代と交錯します。 そして、私たちに「国って何だ?」とい...
超一流は会話や議論が多岐でも全ての話題に鋭い見識を披露する 第 508号
世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・ 同僚に学んだ「最重要スキル+ 習慣+考え方」77か条! あの人はなぜ、頭もよく学歴も高い のに、仕事ができないのか? まわりに流されず、自分らしい天職 を選ぶにはどうすればいいか? 早起きエリートたちは、お酒を まったく飲まない。 彼らは恐ろしく規則正しい 生活を送っている。 朝早く起きると周囲も静かだ。 ...
センス、バランス感覚、度胸+日常の読書と散歩 第 506号
桁外れの読書量、散歩中に経営判断、知的好奇心 を磨く、内助の功…。 初公開!偉くなる人たちのマル秘生活術。 読書量と出世は比例する。 読書派には、ひと味違った「何か」を感じた。 古典で修羅場を疑似体験する。 東京電力会長の數土文雄はこういっている。 「組織である程度上に行くと、修羅場をくぐる。 その点、古典ではとくに、修羅場の経験を本の 上ですることができる...
日本歴史の実に驚くべき極秘の史実と不思議な世界 第 504号
吉園周蔵の書き残した国事活動をつぶさに調べて いくと、大正から昭和初期にかけて日本陸軍を 支配した上原元帥と、その周辺・外郭の 行動が浮かび上がる。 そこで私が掴んだのは、上原勇作が帝国陸軍だけ でなく、ある強大な政治勢力の棟梁に なっていたことだ。 それが私のいう「薩摩ワンワールド」で、幕末の 薩英戦争の結果、地政学でいう海洋勢力の元締め たる「在英ワンワールド勢...
ヨーロッパを牽引する存在となったドイツの「夢見る」性格と本質 第 502号
ユーロ危機を招いたギリシャ支援における頑なな 姿勢、ロシアや中国への接近と米国離れ、学者や メディアの誤解に基づく日本批判―― EUのリーダーであり、GDP世界第4位の大国が、 世界にとって、そして日本にとって、最大の リスクになりつつある。 ドイツは変質したのか? それとも、ドイツに内在 していた何かが噴き出したのか?長年ドイツで取材 活動を行ってきた筆者は、「夢見...
個人的享楽や物質至上主義に傾く⇒歴史は繰り返す古代史に学ぶ 第 499号
地中海の女王と称されて繁栄をきわめるカルタゴ。 台頭するローマ。 象部隊を率いてアルプスを越えた勇将ハンニバルと、 不撓不屈のローマ軍団が血で血を洗う壮大なる叙事詩!! 一冊で読めるポエニ戦争ハンニバル戦記。 カルタゴ滅亡史は、よく現在の我が国の風潮との 引き合いに出される。 紀元前8~3世紀、北アフリカを本拠とする経済 大国カルタゴは、「地中海の女王」と呼ば...
人間力を駆使して持ち帰る情報こそ.ダイヤモンドのような輝きを放つ 第 495 号
情報の主戦場がサイバースペースに移りつつある 今こそ、検索で見つけた無味乾燥な情報ではなく、 自らの足で、時間をかけて集めたインテリジェンス が何ものにも代えがたい、唯一無二な価値を持つ。 人間味あふれるスパイたちが繰り広げるドラマ チックなストーリーは、同時に、今の時代を生き 抜くために欠かせない、インテリジェンスセンス を磨く最高のテキストなのだ。 あまりに精緻に...