空想の中で描く絵の大きさによって.実績も変わってくる 第 755 号

 JPモルガン証券、ドイツ証券などで営業

部門責任者を務めた著者が教える「これ

から外資系企業で働く人に知って

おいてほしいこと」。

 将来大きく花を咲かせるための地道な

ビジネスの種まきは大事だ。

 ♦自ら退路を断つな!! 悩んだ末に、会社

を辞める決断をすること自体は仕方ない。

 問題となるのは、辞める時の辞め方だ

 ヘッドハンターが、あるセールスマンに

ついてこう言っていた。

 「福留さん、彼は以前に一度今の会社を

辞めたのですが、3年前に戻りました。

 2度も同じ会社に採用された人は、信頼

できる人だと思いますよ」

 つまり、一度目に会社を辞めたとき、

はきれいな辞め方をしたのでしょう。

 彼の後任者にも丁寧に引き継ぎをし、辞め

た後も会社の悪口を言ったりせず、それ

までお世話になったことの感謝の気持

ちを態度に表していたかもしれない。

 退路を断つと、自分自身が一番苦労する。

 ♦メモ一つが仕事人生を決める。

 「良いメモ」には作成した人のオリジ

ナルの分析と予想が付加される。

 詳細までしっかり調べ、役に立つ情報を

提供できれば、ほぼ間違いなく

あなたの評価は高まる。

 メモを見れば、その人の能力の高さと

仕事への意気込みがひと目でわかる。

 マネージャーの視点から言えば、良い

メモを作成できる人には、より重要

な仕事を任せたいと思う。

 そのくらいメモが仕事人生を左右する。

 資料作りなどの、どんな会社にでもある

こうした日々の単純作業にも見える業務

で、周囲を「あっ」と驚かせるほどの

内容にすることができれば、未来

は一気に開ける。

 会社側は、単純作業ゆえに若手に任せて

いるのではなく、教育的効果をも見込

んで若手にこの重要な役割を任せて

いることを忘れないでほしい。

 ♦上司の飲みの誘いを断るな。

 上司や先輩は、将来を期待している

部下や後輩を主に飲みに誘う。

 そこでは、慌ただしい職場では話せない

ビジネスの深い部分を話し、部下が成長

できるように配慮してくれるのだ。

 そのため、若手にとっては貴重なビジネス

の話を聞くことができる絶好の機会だ。

 「今日、あの顧客から大きな

ビジネスが来ただろう。

 あれは、たまたま来たんではないんだ。

 昨年から先方の役員を交えて、粘り

強く下準備をしてきた成果なんだ。

 これが成功した秘訣はね・・・」と普段

は聞けない話が次から次へと出てくる。

 いくら机上で勉強しても知ることのでき

ない、まさに「生きた授業」なのだ。

 「面倒くさい」と思う上司や先輩からの

誘いの中に、他者と差別化できる

ヒントが隠されている。

 結局のところ、「せっかく上司や先輩が

誘ってくれたのだから」と純粋に思える

人が最も報われるのかもしれない。

 ♦間接部門を大切にせよ。

 花形といわれるセールスやトレーダーたち

は、一人で仕事を完結できるわけではない

 取引するためのシステム構築や書類整備、取

引後の事務処理や報告書作成など、彼らが

実績を上げるための前提となるシステム

や事務的処理などが数多く存在する。

 ♦「弁当の注文」も見られている。

ある先輩は、若手の弁当注文係についてこう言っている。

「日頃から周りをよく見ている奴は、

前日にこの人は接待だったのだから

あっさりしたものがいいのでは、とか、

昨日は魚がメインの昼食だったのだから

今日は肉がいいのではなどと判断できる

ぼけーっとしている奴はそこを見ていない。

そんな奴に客商売なんてできませんよ

 弁当を買うのにその人の営業センスが

出るものなのだ、と勉強になった。

 「俺が食べたい弁当が分からないようじゃ、

顧客を担当するのは時期尚早だな」

相当に無理のある理屈だが、

妙に説得力があった

 ♦視点は常に「経営レベル」であれ

 上司の威を借りる

 15年前、先輩から、「福留、お前の上席

の上席は誰か知っているか?その上も

知っているか?」言われた。

 「詳しく知りませんが・・・」と答える

と、「お前、そんな甘ちゃんでどうやって

この世界で生きていくつもりなのだ?」

 先輩いわく、「上司の上司、できれば

そのまた上司といつでも話ができる

状況を作っておけ」ということ

を私に言いたかったのだ。

 社内において他者を牽制する最善の方法は、

その人よりもさらに上のクラスと懇意に

なっておくことだ。

 「福留、お前は上司や他人の権威を

借りて仕事をするのは気が進まない

などと考えているのだろうが、

的遂行が何よりも重要なんだ。

 中途半端なプライドは捨てろ」先輩の

言葉は、私の胸に刺さった。

 ♦あえて「遠回り」をしろ。

 外資で営業をしていた頃、私は直接の

取引窓口ではないお客様の部署に

よく出入りしていた。

 このような動きは、営業上は一見

遠回りのようだが、ときに思って

もいないような貴重な情報を得

られるから不思議なものだ。

 しかも、ライバル会社は出入りして

いないことも多いので、クリティ

カルな情報を得られる。

 ♦仕事では大きな絵を描け。

 私には空想癖があると自覚している。

 「この案件はこうすれば、こうなるな。

さらにこうすると、こんな凄いことに

なるなあ」などと風呂場でよく

空想している。

 そして、翌日から実際にその

考えを実践している。

 すると、意外にも空想したことが

実現したりする。

 もちろん、空想しただけでは実現でき

ないのだが、空想しなければ実現は

しないとも言える。

 そして、その空想の中で描く絵の大きさ

によって、実績も変わってくる。

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今回も最後までお読みくださり、ありがとう

            ございました。感謝!

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