閃きこそ人類の進歩進化を 促してきた最高最大の力である 第 741 号

 「地上のあらゆる創造は、人間の閃き

から生まれてきた」

 最新号の「特集総リード」には、

こう綴られています。

 戦後の日本もまた、多くの人たち

閃きとともに歩んできたと

言ってもよいでしょう。

───────「今日の注目の人」───

編集長コラム「特集総リード」

───────────────────

 400万年前、人類は二足歩行を始めた。

 二本の足で立って歩き始めたことで両手が

空き、空いた両手で道具を使い始めた。

 これによって人類は人間としての進化

の第一歩を踏み出したといえる。

 我われの遠い祖先を二本足で

立ち上がらせたもの。

 それは天啓の閃きであったに違いない。

 以来、人類は閃きによってさまざまな

発明発見を繰り返し、今日の人工

知能に至るまで、奇跡のよう

な大躍進を遂げてきた。

 閃きこそ人類の進歩進化を促して

きた最高最大の力である。

 科学技術だけではない。

 閃きは人間内面の成長の原動力でもある。

 佐藤一斎の言葉がある。

  大上は天を師とし、

  その次は人を師とし、

  その次は経を師とす──。

 もっとも優れた人は人や本からではなく、

天から直接学ぶ、というのである。

 何をもって天から学ぶのか。

 閃きである。

 最上の人は閃きによって天の心を

感得するのだろう。

 では、どうすれば閃きは起こるのか。

 松下幸之助氏は閃きによって数々の

困難を乗り越えてきた人である。

 その松下氏が、閃きの基本は

熱意だという。

 「熱意が基本にあると、絶えず、寝て

いる間でさえも考えるようになる。

 ぼくは寝る間も惜しんで仕事をしてきた。

 ……そうなると不思議なもので新しい

ことが浮かんでくるものだ。

 浮かばないとすれば、それは熱意が

足りないことにほかならない」

 稲盛和夫氏が40代の頃にされた

講演の話をある人から聞いた。

 「来る日も来る日も顕微鏡を

のぞいていたら、顕微鏡の

向こうに宇宙が見えた」

と話されていたという。

 興味深い話である。

 宇宙が見えたとは、宇宙の法則を

感得した、ということだろう。

 『致知』2017年9月号【最新号】

         「特集総リード」P9

今回も最後までお読みくださり、ありがとう

            ございました。感謝!

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