その目は燃えるような人恋しい孤独のどん底にいる目でした 第 2,329 号

浄土真宗の僧として、
また篤志面接委員として、
刑に服する人々に生き方を説き続ける
真宗大谷派浄真寺副住職の西端春枝さんは、
一燈園の三上和志さんから聞いた話が
いまでも忘れられないと言います。
病に冒され、余命幾ばくもない
ある少年が最期に残した言葉とは。

───────────────────

〈西端〉
これはもう60年以上も前の話ですが、
ある夜、お隣の佐藤さんが
一燈園の三上和志先生という
立派な方が来られるというので、
子供を連れて行ったことがあります。
分かりやすく心に響くお話という意味でも、
その時、三上先生が泣きながら
語られた実話を少し紹介させて
いただいてよろしいでしょうか。

〈坂岡〉
ぜひお聞かせください。

〈西端〉 
三上先生は警察関係の病院に招かれて
入院中の人々や職員に話をされました。
院長室に戻ると、院長がお礼を述べた後に、

実は、余命10日の18歳の卯一という少年
がいます。不幸な環境で育ったこともあり、
暴言を吐き、皆に嫌われています。
しかも開放性の結核なので、
一人隔離されて病室にいるのですが、
せめて先ほどのようなお話を
10分でも20分でもしてやってもらえませんか」

とお願いされました。
2人は少年の部屋に入ります。院長は
マスクにガウンの完全防御、三上先生は
粗末な作務衣のままです。卯一は、
院長が「気分はどうか」と声を掛けても
「うるせえ」と地の底からの声を出し
相手にしようとしません。

2人が諦めて部屋を出ようとした時、
卯一と三上先生の目が合うんですね。
その目は、燃えるような人恋しい、
孤独のどん底にいる目でした。
先生は病気が感染することを覚悟で、
卯一を一晩看病させてほしいと頼みます。

三上先生は荒れ狂っていた卯一をなだめながら、
骨と皮ばかりになった足をさすり始めました。
やがて卯一は自分が生まれる前に父親が
逃げたこと、母親は産後すぐに亡くなったこと、
神社で寝ては賽銭を盗んで
食い稼ぐ生活を続けてきたこと
などを話し始めるんです。

そして、一晩中足をさすり続ける先生に
「おっさんの手、お母さんみたいやな」
と言うんですね。

〈坂岡〉
ああ、お母さんみたいだと。

〈西端〉
そのうちに……

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