大志を抱いている者ほど小さな物事にも力を尽くす (2-1) 第 207 号

 孫正義曰く「我々は松下幸之助より幸運だ」。

 松下幸之助の薫陶を受け、孫正義の「参謀」

を務める著者、書き下ろしの最新刊。

 「水道哲学」「貧乏の克服.人々の幸福と楽土

の建設」「250年計画」と松下幸之助が使命

を掲げれば、「原発ゼロ」「30年後に時価

総額200兆円規模」「300年続く企業を

創ろう」「情報通信革命を遂行し、

世界中の人々を幸せにする」と

著者はまえがきで孫正義と

松下幸之助に対して下記

のように述べている。

 私はこの二人に共通するのは「大風呂敷」

の思想であると考えている。

 「失われた20年」を経て、復活を目指す

日本に必要なのは優れたリーダーだ。

 それも世界に通用するスケールを持った

「大風呂敷」を広げられるリーダーである。

 わたしは以前、ソフトバンク

社長室長を務めていた。

 その前は、衆議院議員であった。

 2005年9月の郵政解散総選挙で3期9年務め

た議席を失った私は、その年の11月から

ソフトバンク社長室長となった。

 そこでは、「孫正義の懐刀、

知恵袋」と呼ぶ人もいる。

 ソフトバンクに入社したのは、「瀬島龍三

さんのような企業参謀、やがては国家参謀

になりたい」ということからだった。

 わたしが瀬島龍三氏に直接教えを受け、「参謀」

という生き方に魅力を感じたのは、松下

政経塾に学んだ縁である。

 松下幸之助と孫正義という2人の間には、

共通する経営者としての発想がある。

 卓越した先見性に基づき、100年単位

のスパンで壮大なビジョンを描く。

 ビジョンで夢を終わらせず、実行する。

 そして、視線の先には単なる営利でなく、

世界を変えるという志がある。

 「大風呂敷」とは、多くの人が実現不可能

と思う高い目標を掲げることを意味する。

 しかし、それが大風呂敷のままで終わ

るか、現実的な目標に変えてしまうか

は、掲げる人間の「実現力」による。

 では実現力が人並みなら、大風呂敷を

広げないほうがいいのか。

 普通の人が孫正義の真似を

しても意味はないのか。

 そうではない、と私は思う。

 孫さんはよく、「頭が干しきれる

まで考えよ」と部下に言う。

 このアドバイスは、「誰もが『大風呂敷』を

広げられるようになるための方法」でもあろう。

 グーグルのCEOだったエリック・シュ

ミットはこう言っている「我々の目標は、

世界を変えることだ。金を稼ぐのは、

その費用を手に入れるための手段に過ぎない」

 GEのCEO、ジェフリー・イメルト

はこう言った。「GEで働けば、歴史

を作り上げることができる」

 世界の経営者、特にアメリカの巨大企業の

トップたちは、莫大な利益の追求とともに、

必ず地球規模の課題への取り組みと

いう目標を持っている。

 なぜ大風呂敷を広げるとまわり

が支援してくれるのか。

 ソフトバンクには多くの

資金と人材が集まる。

 もっと大きな例でいえば、アメリカのシリ

コンバレーには、世界中の投資家や

エリートが集まってくる。

 これは「世界を変える」という「大風呂敷」

が、広げられているからこそなのである。

 ソフトバンクの営業力は凄い。

 具体的にどんな手法を使っているかは、トップ

シークレットだから明かすわけにはいかないが、

国会議員だった私が「こんなふうにやれば

選挙でも必勝だろう」と舌を巻くほどのものだ。

 だが、それだけの営業力を持ちながら、営業

スタッフの力だけに頼らないのが孫正義だ。

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今回も最後までお読みくださり、ありがとう

           ございました。 感謝!

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