梅津美治郎は彼らしく痕跡を消すようにして去った 第 2,989 号
昭和19(1944)年7月、梅津美治郎は参謀総長 に就任する。それは昭和天皇の意思でもあった。 それだけ昭和天皇の信頼が篤かったのだ。 梅津は昭和20(1945)年6月に軍状を上奏、その 内容に衝撃を受けた昭和天皇は終戦を 決意したと言われる。 陸軍大学校を首席で卒業したエリートであり ながら、陸軍の後始末ばかりさせられた男 の「最後の後始末」こそ、ポツダム宣言 お...
自分の健康は自分で面倒を見る覚悟というものが必要です 第 2,988 号
弊誌で連載中の作家・五木寛之さん。 作家として、人間の生と死を深く 見つめ続けてきた五木さんに、 仏の教えを交えながら、現代を生きるヒント、 この乱世を生き抜く知恵をお話しいただきました。 ───────────────── 〈五木〉 ……よくユダヤ人は苦難の歴史を 生きてきた民族だから、子供たちに 乱世になっても価値の落ちない教育をする。 音楽の才能を育てたり、 ...
武道でいわれる「礼に始まり礼に終わる」は武家の教育 第 2,987 号
『女子の武士道』『女子の教養』がメディア でも話題を呼んだ作家・石川真理子氏。米沢 藩士の娘だった祖母から、武家教育を授か った著者による、真の家庭教育の在り方 を問う一冊です。 家庭教育の立て直しが急務である現在、徳性 を磨き上げる武士の教育は恰好の手本とする ことができる、と著者は説きます。 江戸時代中期の経世家・林子平が記した武士の 教育書『父兄訓』を繙きなが...
顧客を創り出す仕組みを仕事の根幹に据える 第 2,986 号
『日経ビジネス』の創刊業務に携わり、 販売手法の確立に尽力。 昭和54年に独立後は、社会教育家として 講演・執筆活動を精力的に展開してきた 田中真澄氏。 その田中氏が自身の豊富な経験をもとに綴り、 好評を博しているのが、『致知』の連載 「人生百年時代をどう生きるか」 です。 本日はその一部をご紹介します。 ……………………………………… 「商売はよい顧客の数で決ま...
辛抱・我慢・忍耐の三文字がふさわしい地味な世界だ 第 2,985 号
●女性捜査員は平凡で目立ない容姿 ●JR大塚駅は尾行を撒くのに最適の駅 ●街中ではサンドイッチマンや看板持ちに変装 ●風俗好きの外国人スパイと仲良くなるため、 同じ風俗店の常連に ●007のような秘密兵器も ●仲間由紀恵似の美女で、ハニートラップを 仕掛けてくる中国 ●最も必要な資質は社交性……。 元公安が明かす、外国人によるスパイ・テロ・ 犯罪行為を水面下で阻止す...
生かされている自分を自覚する 第 2,984 号
一大事とは今日只今の心なり。 江戸期の禅僧・正受老人の言葉です。 とかく過去や未来に目を奪われ、 大切な足元を疎かにしてしまいがちな 我われ凡夫への尊い戒めといえるでしょう。 この名句と同様に、作家として、尼僧として、 それぞれの立場から人々に多くの示唆を 与えてきたのが五木寛之氏と青山俊董氏です。 共に90代の坂に差しかかったお二人は、 人生の大事をどう捉え、 ...
マネーの循環.人脈の循環.知恵の循環なり 第 2,983 号
これから2年、日本に世界の富が集中する。まさ に21世紀のゴールド・ラッシュがやって来る。 全世界が凄まじい「デフレ」「大停滞」の波に 襲われる中、経済、および文明の辺境から中心 へと躍り出る日本の未来を読み解く。簡単に いうと「創られたバブル」は大きければ 大きいほど派手に炸裂する。そして 二度と元には戻らないのである。 次に訪れるのはもっとひどい「デフレ 縮小経...
話さないと伝わらないことはたくさんある 第 2,982 号
卓球界で小さい頃から注目を浴びながら 世界で活躍する平野美宇選手。 その母である真理子さんは三姉妹を育てる傍ら、 卓球教室を開き、競技力だけではなく 人間力を育てることを大切にしているといいます。 同じく「メシが食える大人を育てる」 という理念のもと、全国に360校以上の 「花まる学習会」をつくってきたのが 創業者である高濱正伸氏です。 現在発行中の『致知』最新号では...
情報には言葉だけでは伝えられないものもある 第 2,981 号
歴史とは、人と物が時間軸・空間軸の中を いかに運動したかを記述するものである。 話題騒然の前作に続き、日本史の「未解決 事件」に「科学」を武器に切り込む! 【謎の一】邪馬台国はどこにあったのか? 九州か、近畿か、それともほかの場所だったのか? 古代史最大の謎に、皆既日食の観測と『魏志倭人 伝』の科学的解読から迫り、女王・卑弥呼は どこにいたのかを推理する! 【謎の...
若返り筋を使って股関節まわりを鍛え直します 第 2,980 号
こんにちは、 岡田宰治です。 前回は「体幹を鍛えるダイナミック呼吸法」でした。 今回は〃「体を若返らせる手順(歩行整体師への道)」〃です。 ※図入りはこちら 42年で39万回の施術や健康指導を行いましたが、 その過程の臨床研究を通じて、 体が壊れ弱っていく道筋が分かりました。 また、そのプロセスの解明によって、 体を若返らせるための道筋が見えたのです。...