自分の未来に向かって.動きたくなる基本的な疑問は大切です 第 713 号

 日本における曹洞宗の祖・道元禅師。

 強い覚悟をもって、師を求めての歩みを進める

道元の歩みに迫りました。

───────「今日の注目の人」───

大谷 哲夫(東北福祉大学学長)
   
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 道元が生まれたのは正治2(1200)年、

父は時の権力者・久我通親母は

藤原氏一族の息女・伊子でした。

 高貴な家柄に生を享けた道元が13歳に

して出家したのは、3歳で父を、8歳に

して母を相次いで亡くし、強烈な

世の無常を感じたことが引き

になったのです。

 その後、異母兄の久我通具のもとで育てられ

るも、その無常観を拭い切れなかった道元は、

周囲の反対を押し切って比叡山の門を叩き

天台座主公円のもとで剃髪、得度し、

天台僧としての第一歩を踏み出しました

 修行に入って間もなく、道元は一つの

疑問に突き当たります。

 それは、人間というのは本来皆仏であると

いう教えがあるにもかかわらず、なぜ

苦しんでまで修行をする必要が

あるのだろうかという、

日本仏教に対する極めて

基本的な疑問でした。

 悩みに悩む道元に助言を与えてくれたのは、

道元と同じく村上源氏の出身で、当時

有名な学僧・公胤でした。

 彼は道元の悩みに直接答えることはせず、

宋から帰ってきた栄西禅師という方に

会ってみよと勧めてくれたのです。

 栄西は二度の入宋を経験し、帰国後は京都に

建仁寺を開山した後は、鎌倉と京都を拠点

として活躍していた臨済宗黄龍派の

流れを汲む禅僧でした。

※道元はいかにして禅僧の道を切りひらいて

いったのでしょうか。

 正師を求めて中国・宋の国に渡った

道元の歩みは本誌でどうぞ!

 『致知』2017年7月号

        特集「師と弟子」P38  

今回も最後までお読みくださり、ありがとう

            ございました。感謝!

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