他人を笑わすことができる人間 ⇒ 気遣いのできる人間 = 2-2 = 第 555 号

 ipadで長時間連続して本を読んでいる人は、

ほとんどいないようだ。

 みな、必ずどこかで他のアプリケーション

に浮気してしまうようだ。

 本を読むなら、他に情報が入り込む余地の

ない「紙の本」に限る。

 ホテルのプールサイドに本を一冊持って行き、

ビーチチェアに寝そべって2時間の読書をする。

 そんな昔ながらのリゾートスタイルが、

実はというメディア集中できる

最善の方法なのだ。

 コンサートや本は身銭を切る。

 お金で解決できるというのは健全で、

きわめてラッキーなケース。

 それなら、四の五の言わずに、お金を払って

解決してしまったほうがいい、ということだ。

 オリエンタルランドの専務だった高橋政知さん

は、浦安の埋立地に関する交渉で、漁業権を

持つ漁師たちとの合意が必要だった。

 海の男は気性が激しい。

 交渉は一筋縄ではいかないことが

予想された。

 この手の交渉事は、「まず相手に自分を信用

させなければならない」それを高橋さんは

知り抜いていた。

 そこで高橋さんのとった行動は、とにかく

相手と「腹を割って飲む」ことだった。

 毎晩のように、漁師たちを日本橋あたりの料亭

に招いては、うまい酒を飲ませ、

頭を下げまくった。

 それは理屈ではなく、彼なりの「誠意」だった。

 一人一人と本気で酒を酌み交わす、文字通り「汗

をかく」作業は、実は一番の近道だった。

 当初2、3年はかかると思われていた難交渉が、

わずか半年で決着したのが何よりの証拠である。

 「小さいことを重ねることが、とんでもないところ

に行く、ただ一つの道です」(イチロー)

 最後に笑うのは、ラクをせずに、ちゃんと

汗をかいた人々である。

 火中の栗を拾え。

 僕は会社に入って、火中の栗を拾い捲った。

 もっとも大した能力もないので、愚直なほど

汗をかきまくるしかなかったのだが。

 しかし、結果的に顧客との信頼関係も

深まり、協力会社との絆も深まった。

 きれいな仕事しかせず、トラブルを回避する

人たちは、徐々に発言力が低下し、そのうち

誰からも相手にされなくなっていた。

 「本棚を見れば、その人物がわかる」

とよくいわれる。

 真の大人とは、自らは縁の下の力持ちとなり、

相手を立てることのできる人物である。

 よく言われることだが、人間の器は、何か

アクシデントが起きたときにわかる。

 約束が履行されなかったとき、

相手を非難するのは簡単だ。

 誰でもできる。

 馬鹿でもできる。

 でも、一刻を争う状況において、次善の策を

考える余裕こそ、ビジネスの最前線

では一番に求められる。

 何が最優先かを冷静に考える、

真の能力が試される。

 私が出会ったある中小企業の社長さん

には余裕があった。

 多くの修羅場を踏んでいたからだ。

 そういう修羅場をいくつもくぐり抜けてきた

ことで、視野が広く、懐が深い人間なったのだ。

 何かアクシデントが起きたとき、何を

一番優先すべきか、感情よりも理性

が先に来る人間になったのだ。

 有能な人間はすでに仕事で結果を残している

ので、今さら自分を大きく見せる必要がない。

 黙っていても周囲が認めてくれるので、

自然と腰が低くなる

 周囲に目配りできる余裕がある。

 自分の立ち位置を言い訳にしてはいけない。

 与えられたチャンスの少なさを嘆いては

いけない。

 どこにいても、どんな媒体にも、

クリエイティブの余地はある。

 指南役

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 今回も最後までお読みくださり、ありがとう

             ございました。感謝!

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