不思議なもので雑談の中で言われたことは意外と覚えているものだ 第 1,891 号

 経営において変えるべきもの、変えてはなら

ないものとは何か? 成功し続ける経営と失敗

する経営の差はどこにあるのか? これら成

功への哲学は、どんなに時代が変わろう

とも、決して変えてはならない法則が

あることを示している。

 混迷を深める現代だからこそ経営者に読んで

欲しい一冊。「経営は『勝てば官軍』ではな

く、勝ち方の美しさが大事」「『正しい仕

事』を日々積み重ねる以外に、成功への

道はない」「偉くなるほど愛嬌が大事」

「上に立つ者は、先憂後楽の心構え

が必要」「会社がいかに大をなす

とも、常に初心を忘れない」

ど、一見平凡に聞こえる言葉

の中に経営の極意を凝縮させている。

 成功も失敗も日常の一見些細なと思われる

ことが積み重ねられた叙事詩である。

 時間のけじめ、お金のけじめ、人間関係のけじめ。

この三つのけじめは、決して忘れてはならない。

 経営者は人を引っ張っていかなければならない。

 それも要領や知識や口先だけではいけない。

 風格、品格で人を感動させて引っ

張っていかなければならない。

 そのためには、経営者自身「死ぬほどの努力」

の中から美しく輝く風格、品格を生み出し、身

につける必要があるのではないだろうか。

 本やマニュアルには書くことのできない、いわ

く言い難いことの中にこそ経営成功の秘訣、

すなわちコツが隠されている。

 そしてそのコツをつかむためには、実際に

自分で体を動かし汗をかき、努力や苦しみ

の中から知恵を働かせなければならない。

 それを続けるとき、氷だった理論や

マニュアルがほぐれて、現実の世界

で使えるようになる。

 雑談の中からいろいろ指導していくという

自然な形が、部下を育てるときに

一番効果的である。

 部下育成の本は数多くでているが、あまり

触れられていないこととして、雑談

の大切さがある。

 じつは私は雑談の中からいろいろ指導して

いくという自然な形が、部下を育てるとき

に一番効果的であると考えている。

 いま振り返ってみると、松下幸之助が私に

どのようにして自分の考え方を伝えた

かというと、結局は雑談だった。

 テレビを見ながら「今の政治についてこう

思っている」と感想を口にする。

 「仕事をするのには、熱意が一番大切や

なぁ」と何気なく語りかけてくる。

 一緒に食事をしているとき、「やっぱり人生

とはこんなふうに考えたらいいな」と言い出す。

 不思議なもので、雑談の中で言われた

ことは意外と覚えているものだ。

 こちらも気持ちがリラックスしているから、

そんな時にフッと言われた言葉は、ス

トンと心の中に入ってくる。

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 今回も最後までお読みくださり、

   ありがとうございました。感謝!

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