「 価値観 」一覧
欧米人は簡単には「イエス」と言わないルールと文化を育ててきた 第 681 号
ビジネス社会では、異文化という壁に直面する ことも少なくありません。 日本経済界の重鎮・牛尾治朗さんの「日本の イエスとアメリカのノー」という文章は 示唆に富んでいます。 ───────「今日の注目の人」─── 牛尾 治朗(ウシオ電機会長) ─────────────────── 海外との交流が盛んになるにつれ、日本の文化 と、事実...
人間同士の信頼関係+協力関係=システム開発の信頼性に影響する 第 676 号
電卓すらない環境で、みどりの窓口「マルス システム」はこうして作られた。 本書はJRの「みどりの窓口」の情報システム 『マルス』に関する開発プロジェクトを ストーリー仕立てで追ってみるものだ。 マルス1は、1957年に検討が開始され、日本初 の鉄道用座席予約システムとして誕生した。 それから50年以上たった現在、マルス501 として稼動を続けている。 こ...
おなじ儀式を体験したもの同士の心理的な結束は強い 第 673 号
<日本は戦争に負けていない>-ブラジル日系 移民社会を二分した「勝ち組負け組」事件。 勝ち組は狂信的なテロリストという 定説は本当なのか! ? 一方的に狂信者、テロリストと決めつけられ、 抹殺された人々の声を掘り起こし、移民とは、 ナショナリズムとはなにかを問う、邦字 新聞記者の、日本近代史のミッシングリングに 挑む渾身のルポルタージュ! 「日本人...
概念を手描きして見せる存在がプロジェクトの要のポストにいられる 第 666 号
フェラーリやマセラティをデザインし、近年は 家具や食器、そして新幹線のデザインまでを 手がける、世界的な工業デザイナー・奥山清行氏。 氏は自身が活用できた理由を、「日本人として のセンスがあったから」だと断言する。 では、その日本人のセンスとはどんなもので、 それを引き出すためにはどうすればいいのか。 それを説くのが本書。 個人が世界で活躍するために、そして日本...
人が動機付けで仕事をすれば組織はいきいきと動く 第 661 号
戦後の政界、官界、学界、経済界には、かつての 調査部員の存在があり、彼らが「経済成長」の 青写真を書いた、といっても過言ではない。 つまり、日本は敗戦とともに「満鉄」をはじめ数 多くのハードウェアを中国に置いてきたが、「頭脳」 というソフト・ウェアはすっかり引き揚げてきたのだ。 その時代と人間にとって、大きな象徴がある。 「赤い夕陽」に染まりながら1万2000キロ...
英国との絆を必死に取り戻そうとした人間の姿 第 653 号
ヒロヒトの全てを報告せよ----。インテリ ジェンス先進国の英国は、かつて七つの海 を支配した情報網を駆使し、敵対関係と なった太平洋戦争前後も、わが国を 冷徹に見つめ続けていた。 とりわけそのターゲットとなったのは、 日本のトップ、"天皇裕仁"だった。 退位計画、カトリック改宗説、 皇室の資産隠匿疑惑。 そして、天皇の"名代"として動いた、 吉田茂、白洲次...
突き詰めていくと.人の喜ぶ顔を見られるからなんです 第 652 号
フードコーディネーターの草分け的 存在の住川啓子さん。 これまでに手掛けた食事シーンは 実に450本以上とか。 そんな住川さんの仕事にかける情熱は 並々ならぬものがあります。 ───────「今日の注目の人」─── 住川 啓子(フードコーディネーター) ─────────────────── おかげさまでクラスもすぐいっぱいに なり...
堅強であるものは死.柔弱であるものこそが生の仲間 第 649 号
「大器晩成」「上善は水の如し」「和光同塵」 「怨みに報いるに徳を以ってす」――日本人 に親しみ深いこれらの金言・警句は、 みな『老子』が出典である。 二千数百年もの昔に著され、わずか五千余字から なる書物の言葉が、なぜ日本人の生き方・考え 方に深い影響を与えたのか。 本書は、『老子』をめぐる基礎知識の解説と、 全文の訳注を完備した、その独特の思想世界 を理解する上で...
自分に都合がいいような提案をするという能力に長けている英国人 第 648 号
「米国一強」で成り立ってきた世界秩序は崩壊する。 その一方で、中国、ロシアの存在が大きくなり、 再び混沌の時代がやってこようとしている。 だが世界はすぐに「新秩序構築」へと向かうだろう。 その中で、英国は”したたかな„外交手腕を 発揮するに違いない。 英国のEU離脱がなぜ起きたのかという真相を つまびらかにしつつ、日本の進むべき 道を提唱する。 第二次世...
控えめに振る舞うことを「粋」とする彼らの行動 第 647 号
1965年、東京都生まれ。細川護熙首相の公設秘書 を経て、執筆活動に入る。 その一方で日本文化の普及につとめ、書籍編集、 デザインのほか、さまざまな文化イベントの プロデュースなども手がける。 父方の祖父母は実業家の白洲次郎と随筆家の 白洲正子。母方の祖父は文芸評論家の小林秀雄。 子どもの頃から、僕には友達が少なかった。 僕の人付き合いの仕方は、広く浅くで...