人間は誠実に懸命に自分の仕事に打ち込めば必ず世間が助けてくれる 第 3,019 号

「生涯現役」で生き抜くための心得を
自らの実体験を通して綴り、
読者の方々から人気を呼んでいる
田中真澄氏の連載
「人生百年時代を生きる心得」。

最新号の中から、
その一部をご紹介いたします。

………………………………………………

独立したその頃(1979年・昭和54年)は、
大企業の管理職にある者が自営を図るなど
正気の沙汰ではないと考えられていました。

ところが私はアメリカ・マグロウヒル社との
仕事を通じて、当時既にアメリカでは
起業が奨励され、
またジェロントロジー(老年学)の出現で
人生百年を現役で貫くという考え方が
あることを知っていました。

したがって長くなる老後は
年金だけに頼るのではなく、自営の人生を
歩むべきだと本気で考えていました。
ですから周囲の反対を押し切っても
独立を断行できたのです。


「自営業者は生活の保障はない代わりに、
労働基準法の適用はないという特典が
 与えられているのだから、
 その特典をフルに活用して、働いて働いて
 働き続けようではありませんか」

そう講演で懸命に訴え、
私自身もその精神で毎日を夢中で
仕事に打ち込みました。

その私の生きざまを見ている人が
大勢いてくれました。

次のケースはその一例です。


独立して20年経った頃、千葉市で開催された
商業セミナーの講演に招かれた時のこと。
地方から参加されたスーパーマーケットの社長
が私に近づいてこう述べられたのです。

「今日はどうしてもあなたに
 お礼を言いたくてやってまいりました。
 
 私は一介の八百屋から立ち上がった者です。
 毎朝、市場に仕入れに行く往復の車の中で、
 いつもあなたの講演テープを繰り返し聴き
 ながら頑張ってきました。

 今では年商十億の店を持てるまでになり
 ました。ここまでやってこられたのも、
 あなたのテープのおかげです」

私が自営業者として死に物狂いで
頑張っている様を講演で示しながら、

「人間は誠実に懸命に自分の仕事に
 全身全霊で打ち込んでいれば、
 必ず世間が助けてくれる」

と説く姿がこの経営者の心を動かし、
今日の成功を手になされたのです。




田中真澄氏の連載
「人生百年時代を生きる心得」は、
毎号の『致知』でお読みいただけます。


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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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