茶道は日常生活の中における身の処し方を教えてくれる 第 2,219 号

 「和敬清寂」の教えに学ぶ美しい生きかた。

茶道と武士道に秘められたメッセージとは。

「大人」のための上品へのレッスン100。

 品格を磨くためには、まず中身をキレイ

にしておく必要がある。

 学習の極意は、「読書百遍義自ら見る」という

諺に表される。難解な本であっても、何度と

なく繰り返し読んでいれば、そのうちに

自然に意味も理解できるようになる、

ということだ。

 本物の格好良さ。目立たないように自然にする

のがコツだ。格好をつけているとは人に見え

ないような形で格好をつける品の良さが

要求される。

 月並みな内容ではなく「芸術性」の高い

映画やドラマでは、必ずしも悪は滅びない。

 武士に二言なし。武士は一度いったことに

ついては、どこまでもそれに従った言動を

することを旨とした。「武士に二言なし」

といって、「信義」を重んじたのである。

 己の言葉には切腹の気構えで。いずれにしても、

たとえ小さなことでもいったん口に出して言っ

たことは、徹底的に守らなくてはならない。

約束を守る人は信頼できる人であり、

信頼できる人は約束を守る人である。

 自分の発する言葉はただひと言であっても、

それによって自分の信用が100%左右され

る、と考えておいたほうがよい。言葉を

大切にするのは自分の信用を守って

いくことにつながり、ひいては

人生を大切にすることになる。

 武士は、たとえ自分自身のせいではなくても、

自分のいったことを守ることができない結果

になったときは、切腹までもした。いわば

自分の命よりも自分の信用のほうを

大切にしたのである。

 人は言葉である。言葉は人格の表明であり、

その人の信頼性について判断するときの

重要な鍵となるものだ。言葉は

品格そのものである。

 茶道は「生の術」。武士道は身を律する教え

として参考になるが、それ以上に役立つのは

茶道である。茶道は日常生活の中における

身の処し方を教えてくれる。人間関係に

おいてスムーズに生きていくと同時に、

できるだけきれいな振る舞いに終始

していく方法を指し示してくれる。

 ものを大切に扱うという考え方は、少しずつ

廃れてきている。ものを置くときには丁寧に

ゆっくりと下ろしていく。常にソフトラン

ディングを心がけるのである。恋人と別

れるときにように、名残惜しみながら

手を離していく風情になれば、理想的だ。

 人は格好ではなく心である、などといわれて

いる。だが、第一印象は身なりなどの外観で、

ほぼ決まってしまう。スーツを着てネクタ

イを締めると、窮屈な思いをする。だが

同時に自分の身も引き締め、緊張感を

漂わせるのに役立っている。本気で

仕事に立ち向かっていくという意

気込みも、徐々に高まってくる。

身なりをきちんとすることに

よって、やる気が出てくるのだ。

 会食で本性が露に。食事をするというのは、

きわめて本能的な行動である。したがって

食べているときは、その人の地が出る。

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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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