自らの心を高め運命を伸ばしたいものである 第 1,985号

本日は『人生の法則』から内容を一部

ご紹介いたします。

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心を高める 運命を伸ばす
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『致知』は本号(2012年10月号)をもって
創刊34周年になる。

随分と多くの方にお会いさせていただいた。
長い歳月の実感である。

それぞれの世界でそれぞれの一道を
切り拓いてこられた方々の話は多岐にわたり、
実に魅力に富んでいたが、
その人たちが共通して言われることがあった。

伸びる人の条件である。

「どういう人が伸びますか」という質問に、
職業のジャンルを越え、その道の頂点を
極めた人たちが一様に答えたのは、

「素直な人が伸びる」

というシンプルな言葉だった。
即ち、素直な人でなければ
運命を伸ばすことはできないということである。

『生き方の流儀』(小社刊)という本がある。

上智大学名誉教授の渡部昇一氏と
日本将棋連盟会長の米長邦雄氏が、
それぞれの道を通じて得た人生の極意を
存分に語り合った好著である。

その出版記念会の席でお二人が語られた
運についての言葉が鮮烈に残っている。

渡部氏は運命を高めるための心得として、
幸田露伴の説いた「惜福」を挙げた。

自分に舞い込んできた福を使い切ってしまわず
一部をとっておく。

そういう心掛けの人に幸運の女神は微笑む、
ということである。

露伴はこの「惜福」とともに、
「分福」(自分の福を分け与える)、
「植福」(福を新たに植える)を
運命発展の三要諦と説いている。

厳しい勝負の世界を戦い抜いてこられた米長氏
は、運命を伸ばす核に心のあり方を
置いているのが印象的だった。

氏は言われた。

「ねたむ、そねむ、ひがむ、うらむ、にくむ。
そういう気持ちを持っている人に運はついて
こない」

それぞれの道を極めた人の言葉は、心を高め、
運命を伸ばす妙諦を簡潔に衝いて示唆に富む。

セイコーの創業者、服部金太郎の若い頃の
逸話がある。

金太郎が奉公していた商店が破産しかかった。
すると、金太郎は自分の預金を全部、
主人の前に差し出して言ったという。

「これはお店からいただいた給金の残りです
から、自分で勝手に使ってはいけないと思い、
貯めていたものです。

それがお店のお役に立てていただけるなら、
この上の喜びはありません」

この心のありようには気高いものさえ覚える。
この気高さが金太郎の人生を
大きく発展させた礎になったことは確かである。

本号にご登場の稲盛和夫氏が
一貫して説いてこられたのも、
「心を高めない限り、経営は伸びない」
ということである。

その哲学は「才能を私物化してはならない」
という一語に顕著である。

才能は天から与えられたものだから
公のために使うべきで、
私のために使ってはならないというのである。

稲盛哲学の真骨頂である。
心をその高みに置くことで、
氏は今日の偉業を果たしたのだ。

それ境は心に随って変ず

心の垢るるときは即ち境濁る
(『性霊集』巻第二)

環境・運命は心に随って変わる。
心が垢れれば、環境・運命も濁る。

弘法大師もそう言っている。

心のありようがいかに大きな人生の差異と
なるか。そのことを肝に銘じ、自らの心を
高め、運命を伸ばしたいものである。

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◆『致知』編集長が贈る人間学のバイブル
 『人生の法則』セット
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  今回も最後までお読みくださり、

     ありがとうございました。感謝! 

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