股関節と肩関節は連動して動くので相互の影響力は想像以上に大きい 第 3,011 号

こんにちは、

岡田宰治です。

前回は「運動中、目に見えない大切なこと(思考編)」でした。

https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12843827985.html

今回は〃「肩の痛みは原因が股関節だった」〃です。

※図入りはこちら

https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12844761328.html

治療家の岡田ですが、

最近は施術について語る機会は少なく、

運動の解説が中心となっています。

しかし、治療と運動は別物ではなく、

同じ流れの中で手法の違いにすぎないのです。

そこで、お伝えすべきと感じたことがあるので、

連載することにしました。

では「運動中の肩の痛み」からいきましょう。

・運動中の肩の痛みについて

運動中の肩の痛みにはいろんなケースがあります。

たとえば、

バレー、バトミントン、テニス、ソフトボールなど球技、

腕立て伏せ、バンザイや肩回しなど運動中の痛み等です。

もちろん、ケガなど急性炎症の場合は、

RICE(安静、冷却、圧迫、挙上)など、

基本的な応急処置は行いますが、

今回の話はそれを引き起こす要因ともいえます。

このように傷める原因はいろいろありますが、

その要因は、肩甲骨と上腕骨、鎖骨と肩甲骨、

肩甲骨自体の可動域の制限などです。

これらは要因ではありますが、

その奥にある原因とも言うことができます。

では、抽象的な話ばかりでは分かりにくいので、

具体例を挙げることにしましょう。

・Hさん(50代前半女性)

Hさんは、バトミントンと水泳あわせて、

週に5回10時間ぐらい行っている方です。

以前から身体のメンテナンスとしての施術で、

定期的に来院されていましたが、

たびたび起こる右肩痛に悩まされていました。

治療をしたら回復するのですが、

バトミントンの練習が激しくなると痛む、

こんな事を繰り返していたので、

治療の一環としてトレーニングを提案しました。

なぜなら、

肩だけではなく股関節が硬かったからです。

じつは、股関節と肩関節は連動して動くので、

股関節が硬くなると肩の可動域も減少します。

また股関節と肩関節はモビリテイ関節といって、

ともに360度の可動域をもつ関節なので、

相互の影響力は想像以上に大きいのです。

いままで数多くの症例を見てきましたが、

股関節が硬いことが誘因で、

肩を痛める人は後を絶ちません。

身体の構造を理解している人なら分かるでしょうが、

股関節が硬いと肩に無理がかかり、

肩関節周辺の弱いところが破綻するという図式です。

では、その逆もあるのかといえば、

股関節の強度は肩よりもはるかに強いので、

肩が硬いことで股関節に炎症が起こる頻度は少ないです。

では、話をHさんの肩の痛みに戻しましょう。

・やっとのことでトレーニング開始

全身の歪みチェックは施術時には必ず行うので、

ゆがみの詳細は把握し解説していましたが、

運動の必要性の理解を得るには時間を要しました。

股関節を軟らかくすれば肩の痛みは消えること、

そのためには股関節中心の適切な運動が必要なこと、

ようやく納得をえられトレーニング開始となりました。

参考までに股関節の機能向上を得意とするのが、

若返り筋メソッドというトレーニング法です。

これはステップアップ式の手法ですが、

Hさんは、1.2ステップはすぐにクリアーされたので、

股関節中心で行うことができました。

しばらくは施術と併用しながらの運動で、

施術が月2回、運動は週1回というペースで行いました。

はじめは、あぐらをかくと後ろに倒れるレベルで、

開脚は90度ぐらいが限界そこからの前屈は不能でした。

これは、股関節の柔軟性としては、

5段階評価の下から2番目だったので、

激しい運動で肩が痛むのは当たり前のことだったのです。

・施術の限界を運動で超えた

週1回のトレーニングは、

初めの数回は苦痛だったようですが、

4回目ぐらいからは毎回股関節が軟らかくなりました。

自分では無理と思っていた股関節が軟らかくなるにつれ、

やる気が出て楽しくなってきたようです。

自宅での宿題(毎日10分程度)もこなされ、

10回目の時点で別人のような可動域となり、

あぐらもかける、開脚での前屈も可能となったのです。

もちろん、ベターッというわけにはいきませんが、

バトミントンで腕を振るのが怖くなくなり、

水泳のタイムも伸びたという報告を受けました。

まだ、月に一度の施術は当分行いますが、

「いずれは必要なくなります」とお話ししています。

このように、「回復から快調まで」、

サポートしていく方法が「歩行整体」です。

この先の究極の目標は「健康長寿」「生涯現役」、

ここに向かってサポートさせていただきながら、

指導者の養成にも力を尽くすつもりです。

次回は、「歩幅が狭くなったという悩みのMさん」です。

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『10年後の常識!健康のツボ』

第881号 2023年3月19日

発行者 健康水先案内人/岡田宰治

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人類健康化の水先案内人/岡田さいじ

さんのブログより転載許可を得て掲載

  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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