歴史は人生の修羅場を疑似体験させてくれる 第 2,002 号

人生100年時代と言われるいま、
私たちはどのような心構えで
生きていったらよいのでしょうか。

『致知』2月号(最新号)の座談会では、
JFEホールディングスの社長を務められた
數土(すど)文夫氏が、ご自身の体験を踏ま
えて示唆に富んだお話をされています。
ここではそのお話の一部をご紹介します。

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(數土)

考えてみたら、私は長い会社生活の中で
随分と東洋古典に励まされてきました。

特に30代、40代の頃はひと月に1回くらい
「ああ、会社をクビになる。辞めないと駄目だ」
と寝言を言っていたと、
最近になって家内が私に話してくれました。 

当時、私は中間管理職でした。
会社が間違った方向に行くことを心配して、
経営陣にいろいろな進言をしていたのですが、
に逆鱗(げきりん)に触れることもありましてね。
退職を覚悟したことも1度や2度ではありません。
若い頃には、実験で失敗して
大切な研究費を無駄にしてしまうという苦い
経験もあります。


しかし、歴史に目を通すと、……(中略)……
江戸時代、全国各地の村を復興した二宮金次郎も、
財政難に陥った米沢藩の改革を成し遂げた上杉
鷹山も皆、進退窮まった状態から道を開いてきた。
これは希望でしたね。

特にいまのような人生百年時代となると、
私の感覚では10年に1度くらいの割合で
進退窮まるような出来事が起きると思うんです。
そういう時、かつてのリーダーたちが
どう苦難に立ち向かったのかを学んでおくこと
は大きな力になるでしょうね。

歴史は人生の修羅場を疑似体験させてくれる。
これは私の強い実感でもあるんです。

※『致知』2月号で數土氏は「東洋教学
が導いてくれた世界」というテーマ
で北海道大学副学長のゆはず和順氏、
郷学研修所・安岡正篤記念館理事長の
安岡定子氏と話し合われています。


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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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