日頃から清潔で安全な状況を保つ準備をしておく 第 2,183 号

2018年の西日本豪雨、昨年、九州地方を
襲った台風10号を挙げるまでもなく、
毎年7月から9月にかけて発生する
線状降水帯(強い降水量を伴う雨域)や
台風は年々威力を増大させています。

私たちは何を心掛けて、このような
時代を生き抜いたらよいのでしょうか。
『致知』8月号「意見・判断」に登場された
助けあいジャパン代表理事・石川淳哉さんが
示された4つのポイントのうち、ここでは
2つを紹介します。


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(石川)
今後予測される災害に備えて、
具体的にどのような防災をするべきか。
本欄ではポイントを4つに絞って紹介します。

一つ目は、いざという時のための「近い疎開」
「遠い疎開」を事前に決めることです。
大雨や台風の場合、一晩すれば通り過ぎるため、
あえて遠くまで避難する必要はありません。
例えば、以前私の自宅は多摩川の河川敷の傍に
あり大雨で地下が水没したことがあります。


事前に人2人と車2台と猫2匹を預かってくれる
疎開先を近所に用意していたので命に別状は
ありませんでした。「避難指示が出たら、一緒に
お鍋でもつつこうよ」と言えるような実家や友人
を日頃から探しておくのです。


これに対して、地震や津波で
住んでいる地域が壊滅状態になるなど、
長期にわたって機能不全に陥った場合、
その地域から離れた安全な地盤の疎開先を
見つけておくことが「遠い疎開」です。
可能であれば東と西で各1か所ずつ
疎開できる場所を探しておきましょう。

二つ目は、自宅で2週間生活できるくらいの
用意をしておくことです。
首都直下型地震が起きると東京は700万人の
避難民が生まれるとされています。しかし、
少子化で小学校が減少していることもあり、
指定避難所で実際に収容可能な人数はおよそ
200万人です。

加えて、コロナ禍では三密を避け、感染リスク
を抑えるためにこれまでよりも約4倍のスペース
を要することから、実際に避難できるのは
50万人という計算になります。


そのため、残りの650万人は先述の疎開先で
生活をするか、自宅に住める場合は自宅での
避難生活を送ることになります。

大規模災害の場合は首都のあらゆる機能が麻痺
し、自衛隊、警察、消防などの救助は難航して
2週間以上かかると予測されます。

そのため、自宅で2週間生活できるための
備えが必要なのです。
2週間を想定して日用品を
少し多めにストックしておくことに加え、
定期的に備蓄した食料を入れ替え、
常に新しい食料を備蓄する
ローリングストックをすること。
その際に懐中電灯やラジオなどは
故障がないかを都度確認することも大切です。

健康を維持するためには防災食だけでなく、
2週間水が使えない時のトイレや
口腔ケアの用意も欠かせません。
水を使わない携帯トイレなど、
清潔で安全な状況を保つ準備をしてください。

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  今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝!

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