人生は心の置きどころ心の置き方一つによって大きく変わる 第 2,445 号

1994年の対談当時、
住友生命保険の社長や会長を歴任した
関西財界の重鎮であった新井正明さん。
京セラの経営に加え、第二電電の設立にも携わり、
八面六臂の活躍を続けていた稲盛和夫さん。

いま読んでもいささかも
色褪せない貴重な名対談から、
稲盛さんが考え出した
「人生方程式」の神髄についてご紹介します。

─────────────────

〈新井〉
稲盛さんが人生方程式というのを創られて、
仕事、人生の結果は能力×熱意×考え方で決まる
と言われていますが、その通りだと思います。

〈稲盛〉
あの方程式は私自身が生きる術として考えたんです。
というのは、私自身田舎の地方大学しか出ていま
せんし、そう優秀だったわけでもないものですから、
能力、頭脳という点では劣るかもしれない。
しかし、人生は能力だけで決まるのではなく、
もっと他のファクターで決まるはずだ。

つまり、人生をいかに生きるかということに
ついて、一所懸命に研究するというような
ことは後天的に自分の意志で決められる。
そう思いついた時に、
子供の頃のことを思い出したんです。

というのは、我われが小さい頃、
鹿児島の人たちが中央の政界や官界で出世し、
帰省してくる。すると、近所のおじさんが
「小学校の頃、俺は級長であいつは頭がよく
なくて、俺によく泣かされたやつだ」とか
言うんです。


〈新井〉
ええ(笑)。

〈稲盛〉
確かに、そのおじさんは弁も立つし、近所でも
有名なんですが、どうもそのおじさんと、
いま帰ってきておじさんが
バカにする人とを比べてみると、
雲泥の差で向こうが偉いと思うのに、
おじさんに言わせれば、
あいつは大したことなかった、と言う。

それで、おじさんは大変威張って、
そういうことを吹聴しているけど、
子供心に、どうも向こうのほうが偉い。
いや、なぜそうなったんだろう。

おじさんは小学校の頃からいまも、能力が
あったのを鼻にひっかけて努力をしなかった。
あの人はそれほどできがよくなかったから
級長はできなかったかもしれないけれども、
以後、一所懸命に努力をしたから、
その差が何十年も経ち、
人生の後半になった時に大変な差になった。

そのことに、ふっと気がついて、
あぁ、あのおじさんは能力のあるのを
鼻にひっかけて威張っておったんやな。
だからあんなふうになったんだということに
思い至りまして、
それで考え方や哲学というのが大事だ、と。

〈新井〉
なるほど。

〈稲盛〉
それと、私は小学校の6年生の時に結核をやり
まして、助からんと言われた。その時に、
生長の家の谷口雅春さんの本を読んで
救われたことがあったものですから、
哲学とまではいきませんが、
本当に人生は心の置きどころ、
心の置き方一つによって、
かくも変わるものかと、
ああいう方程式を作ったわけです。

考え方にはプラス100点から
マイナス100点までありますからね。
つまり世を拗ね、世を恨み、まともな
生き方を否定するような生き方をすれば
マイナスがかけられ、
人生や仕事の結果は能力があればあっただけ、
熱意が強ければ強いだけ、
大きなマイナスになります。

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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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