人々が遊んでおもしろいと思うものをつくる 第 1,987号

 祖父から継いだ花札とトランプのメーカー

だった任天堂を一代で世界企業へと

押し上げた山内溥氏。

当時取材にあたった編集者は「とにかく型破り
な経営者であるというのが山内社長の
第一印象である。
その勝負師然たる風貌は、取材中、
終始くずすことはなかった」と記しています。

今回は1989年に山内社長が語った
貴重なインタビュー記事をご紹介します。

★このコロナ禍を乗り切る「人間力」を磨こう。
『致知』にはあなたの人生・仕事を発展に導く
珠玉の体験談・教えが満載の月刊『致知』!
ご購読・詳細はこちら 

───────────────────

(山内)
はっきり言えることは、
われわれ娯楽業界というところは、
商品が売れるかどうかという前に、人々が遊ん
でおもしろいと思うものをつくることです。
それが任天堂ビジネスだよ。
その結果として、多くの人たちにおもしろがら
れて広まってくれば、ファミコンならファミコン
というマーケットが誕生する。

商品が売れるか売れないかは、正直いって誰も
わからんよ。しかし、おもしろいか、おもしろ
くないかは誰にでもわかる。おもしろいものを
つくれば会議で検討したり、市場調査をしたり
する必要もないわけや。

事実、ゲームソフトで370万本売って超ベスト
セラーになった「スーパーマリオブラザーズ」
など、100人中90人までがおもしろいと
評価していたよ。

娯楽というものは、独創性を持たないで、人の
やったことをやっていたってしかたがないんや。
独創性を発揮して、それが認められるような
商品でなかったら新しい市場は成立しない。

新薬の開発のように、何かを深く掘り下げて、
その技術の上に立って戦略を考えると
いうのとは根本的には違うんです。

だから、今までこんな遊びがあった、これを
改良、改善すればなんとか商売になるのでは……
という発想では絶対うまくいかん。
だからこそ、他社の類似品は出さんというのが、
任天堂のモットーなんです。

★いまだからこそ人間学。各界リーダーも
ご愛読!

『致知』には人生・仕事を発展させていく
ヒントが満載です!! 詳細・ご購読はこちら 

致知出版社の人間力メルマガ

  今回も最後までお読みくださり、

     ありがとうございました。感謝! 

スポンサードリンク

♥こちら噂の話題満載情報♥

ぜひ、いいね!を「ぽちっ」とお願いします

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください