“この人になら”と部下たちに思わせる人望力が備わっていた 第 1,976号

特別な才能や知識はないのに、
なぜか多くの人が協力し、
大きなことを成し遂げていく人がいます。
そうした人に共通するもの何か――。

『致知』最新号では、
人々をひきつける「人望力」の秘密を、
作家・政治史研究家の瀧澤中さんに
紐解いていただきました。

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…海軍で「髭の提督」と呼ばれた木村昌福中将も
また人望力で部下の運命を切りひらいた人でした。

木村中将に関する印象的なエピソードがあります。
戦闘中に、左右から敵の魚雷が向かってきたこと
がありました。どうにも避けようのない状況の中、
木村中将は「航海長、真っ直ぐ進め!」と命令
します。すると、一つの魚雷は手前で不発となり、
二つ目も水深の深いところを通り過ぎ、
難を逃れることができました。

戦後、
「なぜあの時、『真っ直ぐ進め』という命令
を出したのですか?」
と尋ねられた木村中将は、

「操舵機を握っている若い士官に、『艦長の命令
通り直進したから命中したのだ』と責任回避
させてやらなくちゃあ。どうせ命中するのだから」

と答えたといいます。

つまり、

「すべての責任は艦長の自分にある」

ということです。

また、木村中将は、いま機関室では誰が何をして
いるか、食堂ではどうかなど、細かいところまで]
部下や現場の「業」をしっかり理解、掌握して
いたといいます。

自分の命や地位や名誉ではなく、何よりも
部下のことを最優先に考えて行動する。

そして率先垂範で危険な任務に当たり、
現場の実情にもしっかり通じる。
こういう平素の実践によって、

「この人にならついていこう」

と部下たちに思わせる人望力が備わって
いったのです。

(本記事は『致知』2021年1月号
特集「運命をひらく」より一部を
抜粋・編集したものです。
続きは本誌で。)

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     ありがとうございました。感謝! 

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