10年という節目を自分なりに納得できるようにやる 第 2,108 号

日常生活の基盤となる掃除を徹底して掘り下げる
ことで人を変え、会社を変え、学校を変えること
ができることを自らの実践によって証明した
人がいます。

イエローハットの創業者・鍵山秀三郎さんです。

『致知』最新号の6月号では鍵山さんに薫陶を
受けた阿部豊さん(日本を美しくする会東京掃除
に学ぶ会所属)木南一志さん(新宮運送社長)
のお2人が鍵山さんに学んだ生き方や
掃除の素晴らしさについて対談されています。


日々の掃除がいかに人生や仕事を豊かにするのか。
お2人の体験からは、そのことが伝わってきます。

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■10年続けると変わっていく

(阿部) 
鍵山さんは会社をよくしたい、
業界をよくしたいという思いから、
1人で掃除を始めるわけですね。
10年以上経って、ようやく社員さんがついてきた。
最初は社員さんが掃除をしている鍵山さんを
跨いで通っていたといいます。

(木南)
不思議と同じことが起きるんですね。
私が掃除を始めた頃もそうでした。
冒頭にお話ししましたが、
私は最初、北九州のトイレ掃除に参加したんです。
そこで汚れてドロドロになった小便器と
2時間向き合って綺麗にすることができた時、
「ああ、やったな」という納得感と共に、言葉に
ならない充実感、達成感が自分の中に入ってきて、
「これをやらないとだめだな」と感じたんです。

それで友人と2人で「播磨掃除に学ぶ会」を立ち
上げ、駅のトイレ掃除を早速始めました。
田舎のローカル線の駅ですけれど、
大便器は板で打ちつけられて使用禁止、
小便器は使えるけどグチャグチャの状態でした。
そこを掃除すると言うと駅員さんがびっくり
して、「何かの宗教ですか」と(笑)。

でも、トイレがだんだん綺麗になってくると、
駅前に花が植わるようになって、
花のお世話をする人が増えてきて、駅周辺のお店
が自分の店の前を掃くようになりました。


2つの駅のトイレ掃除を交互にやっていたんです
けれど、最終的にはその2つとも駅舎が新しく
建て替わったんです。

トイレ掃除をやった駅だけが新しくなったん
です。徹底した掃除がいかに世の中を
変えていくかということですよね。
そうなるまでには10年くらいかかりました。

(阿部)
やはり10年続けてようやく変わるんですね。

(木南)
10年ごとの節目というのはあるような気がします。
だから、一つ決めたことを徹底してやるとすれば、
10年やれということでしょう。10年という
節目を自分なりに納得できるようにやると、
何らかの答えは返ってくる気がします。

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 今回も最後までお読みくださり、

   ありがとうございました。感謝!

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