自分でしっかり考えて行動に移せるようになってほしい 第1,718号

『致知別冊「母」」』の内容の
一部をご紹介します。

トップ対談として収録されているのは、
なでしこジャパンを
初の世界一へと導いた澤穂希さんと、
一児の母であり、
バレーボール全日本女子代表選手としても
活躍を続ける荒木絵里香さん。

お二人はいま、どのようにして
子育てに向き合っているのか。

母としての思い、心掛けていること、
自身の母親から受けた影響なども
語り合っていただきました。

…………………………………………

「母という人生を生きて」

澤穂希(元サッカー日本女子代表)&
荒木絵里香(バレーボール全日本女子代表)

…………………………………………

【澤】

だからこそ、相手が二歳児とはいえ、
私は結構対等に接しているんです。

例えば道端で子どもが転ぶと、
多くのお母さんは「大丈夫?」「よしよし」
って言いながら手を差し伸べますが、
私は娘が自分で起き上がるのを待ちます。

それから、自分の口から物事を伝えないと
人には伝わらないってこともよく言っています。

何々が食べたいとか、どこそこに行きたいとか、
人にしてもらったら「ありがとう」、
自分が悪いことをしたら「ごめんなさい」って、
ちゃんと言葉で伝える。

いずれは独り立ちしていかなければならない
わけですから、そういうことは早いうちから
身につけさせたいと思っているんです。

【荒木】

しっかりと意思表示をさせているんですね。

【澤】

ただ、それが過剰になって、
自己主張が強すぎると思うことも
最近あるんです(笑)。

娘に何かをやらせようにも、
「いまやる?」「やらない」
「やらないんだったらいいよ」「やっぱりやる」
っていうラリーが何回もあって(笑)、
最後には「じゃあもういい」って言うと、
泣き出すんです。

そういう時は現役時代の調子で
「チャンスは何度もないんだよ」って伝えます。

【荒木】

私もすごく使います。
「いまチャンスを失った。自分で逃したよ」って。

【澤】

誰にも必ずチャンスはあって、
それを掴むか、逃すかは自分次第ってことを
二歳児相手に伝えるのはスパルタかもしれ
ませんが、自分でしっかり考えて行動に
移せるようになってほしいと思って、
厳しく言っています。
でも、楽しみながらやっている感じです。

【荒木】

こっちはもう必死です。
五歳にもなると、私が何か言う度に、
「ママが悪いんでしょ」って口答えして
話を聞かない。

【澤】

五歳だと口が達者でしょうね。
女の子だとなおさらでしょう。
喋り方とか口調なんかも
荒木さんに似てきませんか?

【荒木】

そうですね。
うちは基本的には母に見てもらっている
ので、母の口調にも似てきています(笑)。

【澤】

なるほど(笑)。

【荒木】

自分の気持ちをちゃんと伝えられるように
したいって先ほどおっしゃっていましたけど、
私もそれはすごく大事なことだと思います。

加えて、人の気持ちが考えられるように
なってほしいという思いもあるんです。

娘が何か悪いことをしたら、
「自分が同じことをされたらどんな気持ち?」
と聞くようにしていて、
「嫌な気持ち」とかって言うので、
「お友達も同じ気持ちだよ」って説明する。

こういうやりとりを何回も繰り返しています
けど、我慢比べというか、子どもは一度で
理解しきれるわけじゃないので、
ずっと伝え続けていかなければいけないと
思っています。

この春、母親力を高めたい人へ

  ~子育てのためのバイブル~

『致知別冊「母」』(致知編集部・編)

 今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝!

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