日本人は自分たちの文化の枠の中でしか物事を考えない 第1,544号

 政治や経済のリーダーたちに、深刻な国家観

の欠落と、それとリンクして、世界情勢を

理解する能力の欠如が蔓延していることです。

 かつて日本人は、エコノミックアニマルと

揶揄されました。酷い敗戦を味わって、目

先の経済的復興に全力で集中した時代が

ありました。その結果、短期間で経済

大国になりましたが、気が付けば

「目先の利益」しか考えられ

ない人間ばかりになって

しまっているように思えて仕方ありません。

 言い換えれば、世界のリーダーたちと互角に

渡り合える人材が欠乏しているのです。これ

では世界情勢の変化に対応できず、じり貧

になるのは当たり前です。国家の存続す

ら危うくなるでしょう。 やや遅きに

失しているとはいえ、いま日本が

真剣に取り組むべきことは、急

変するグローバル社会に適応

して、リーダーシップを

発揮できる人材の育成です。

 真のグローバル人材は、たとえ企業人であっ

ても、健全な愛国心を持ち、しっかりした

国家観を持ち、諸外国と調和しながらも

国益を守れる人材です。私はあえて、

今の日本が本当に必要な人材を

「愛国グローバル人材」と

呼びたいと思います。

日本には世界に誇る美しい文化と歴史があり

ます。諦めずに、日本をやり直すのです。

 島国の住民である日本人は自分たちの文化

の枠の中でしか物事は考えられない、考え

ようとしない傾向が強く、そのことが度

重なる失敗の主原因になっているということ。

 枠を超えて考える習慣やスキルを身につける

教育が導入されないまま、今日に至っている。

 国際社会でよくいわれていることが、「日本

人は決断できない」である。瞬時に的確に

裁定することがマネージャーの仕事だ、

という認識が不十分なのだ。

 西洋は獲物を追いかけていた狩猟民族なので、

即断だ。中国人もそうで、彼らの特徴は即断

即決し、判断を間違えたらやり直す。

 外交、ビジネス、軍事の

失敗は、同根だった。

 日本は中国や韓国から「歴史問題」でさん

ざん攻撃されているが、なぜここまで「歴

史問題」が大きくなってしまったのかと

いえば、初期消火をしなかったからだ。

 反論もせず、ダラダラとあいまいな形で

放置したのが最大の原因だ。

 欧米人は日常のどうでもいいことはすぐ謝る。

しかし、重大なことになると欧米人も中国

人も容易に謝らない。日本人の場合

は何かあるとすぐ謝る。

 今すぐにやるべきことは、特に若い世代が中心

になって、クリティカル・シンキング、ダブル

ループ・ラーニング、アンラーニング、それ

から文化の世界地図を習得する必要がある。

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 今回も最後までお読みくださり、

       ありがとうございました。感謝!

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