海洋環境保全を意識した時!日本は世界が羨む海洋大国になる 第 2,065 号

 日本近海の海底には、金、銀、レアアースなど、

約200兆円もの資源が埋蔵されている! 東日本

大震災に見舞われた日本列島は、こうした

過酷な自然災害が頻発する場所。しかし

同時に、地球のプレートが沈み込む

場所に存在するがゆえ、海底に

世界有数の鉱物資源が生み出されるのだ。

 日本企業の凄いところは、本来は第一次産業で

あるはずの鉱業から、鉱山開発で培われた金属

・化学・機械・電気技術のノウハウを発展

させ、自社製品である地金に付加価値を

つけ、第二次、第三次産業に駒を進めたところだ。

 これは自分たちの創意工夫を生かせる日本の

鉱業の真骨頂であり、第一次産業に甘んじ

なければならない、植民地化した履歴

を持つ国々とは、決定的に異なる。

 鉱山を源流とする日立製作所。日産・日立グ

ループも銅山開発と無縁ではなく、源流を

たどると、茨城県日立市の日立鉱山にたどり着く。

 黄金の国ジパングをもたらした最大の要因は、

「自然災害の巣窟」であることだ。金属資源

に限った話ではない。セメントの材料で

ある石灰岩も、沈み込み帯がなけれ

ば存在しない資源だ。

 このように日本経済の発展と沈み込み帯は、

もはや不可分の状態であり、火山と地震の

国なればこそ、多くの財閥が誕生し、現

在の経済活動に直結し、日本の繁栄を導いたのだ。

 海底資源開発は、陸上と異なり、我々が欲する

情報を手軽に入手することはほぼ不可能だ。

 海洋資源開発と海洋環境保護とのバランスを

とることができなければ、真の海洋国家とは

成れず、黄金の国ジパングの復活はありえ

ない。海洋環境保護意識をしっかりと身

につけた人材育成ができて、初めて

ジパングが復活できると考える。

 四方を海に囲まれた島国の日本。海洋と密接

に関わりながら民族が発展してきた。今後も

この繁栄を継続するためには、新たなフロ

ンティアである深海底と、持続可能な

共存関係を構築する必要がある。

 もしも、それが達成できれば、世界が羨む真の

海洋国家となり、世界をリードする黄金の

国ジパングが復活するはずだ。

 環境保護活動の基本は、自分ができる

ことから始める。この言葉に尽きる。

 真の海洋国家を実現させ、ジパングの復活を

目指す。そこで打ち出した作戦は、「はじめ

て学ぶ海洋学」という名の草の根運動である。

 海洋環境保全をグローバルな視点で意識できる

人数が増えてくれれば、ネズミ算式に「海」の

理解者が拡大し、そうなれば真のジパング

復活も夢ではない。そのとき日本は、

世界が羨む海洋大国になるのだ。

 横瀬久芳『ジパングの海:資源大国

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 今回も最後までお読みくださり、

   ありがとうございました。感謝!

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