“有限な時間”を突きつけられた気がしました 第 2,424 号

広告マンとして充実した
日々を送っていた最中の2014年、
27歳の時に難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)
と診断された武藤将胤さん。

しかしその突然の逆境にも屈せず、
テクノロジーを駆使して様々な事業を手掛け、
「人間に限界はない」という
力強いメッセージを発し続けられています。

最新号より、武藤さんの人生の歩みを
ご紹介します。

─────────────────

(武藤)
子供の頃から新しいことに挑戦するのが好き
だった私は、「社会を明るくするアイデア
を形に」というライフミッションを胸に、
大学ではイベント団体などを立ち上げ、
社会に出てからも広告会社で様々な挑戦に
明け暮れていました。


毎日の挑戦、仕事が楽しくて仕方がない―
そんな充実した日々の中、体に異変を感じた
のは2013年、26歳の時でした。利き腕の左手
が痺(しび)れて文字が書きづらくなり、グラスを
持つ手も震(ふる)えるようになったのです。


当初は仕事の疲れだろうと軽く考えていたの
ですが、念のため東京都内の病院に検査入院。
しかし、はっきりした診断はつきませんでした。

その後、右手も震え出すなど症状はだんだん
重くなり、さすがに心配になった私は、
2014年に別の病院でセカンドオピニオン
を受けました。そうして診断されたのが
筋萎縮性側索硬化症(ALS)でした。

ALSは、意識や知能の働きは正常なまま
筋力だけが衰えていき、最後にはすべての
筋肉が完全に動かなくなるという、
現段階では治療法のない難病です。

診断を受けた時、
「自分の人生はこれで終わりなのか?」
と頭が真っ白になりました。
ただ、同時に残された時間、〝有限な時間〟
を突きつけられた気がしました。

有限な時間をどう生きるか。答えは、
診断を受けた日の帰りの新幹線の中で人生の
原点回帰をすることで見出しました。
それが 「社会を明るくするアイデアを形に」
というライフミッションでした。
ALSや様々な障がいと闘っている「仲間」
の未来を明るくするアイデアを形に―それが
自分の使命ではないかと思い至ったのです。

難病になったからといってくよくよしている
だけでは絶対に後悔する、それよりも現実を
受け止めて行動する時間に費やそうと、
必死にマインドを切り替えたことを今でも
覚えています。


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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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