彼らの生活をがらりと変化させるのです 第 2,186 号

東京オリンピックの開会式で
バングラデシュのムハマド・ユヌス博士に
「オリンピックローレル」が授与されました。
ユヌス博士は貧困なき世界を目指す
グラミン銀行の創設者として知られ、一方で、
スポーツを通した社会課題の解決に尽力されて
います。


ユヌス博士が登場された2009年11月号の
上甲晃さん(志ネットワーク代表)との
対談記事の一部を紹介します。

───────────────────

(上甲)
4年前から村の乞食たちを対象とした
プログラムも行っていると伺いました。
しかしこれは非常に難しい試みだった
でしょうね。


(ユヌス)
いいえ、そんなことはありません。
私たちはまず彼らのそばに座り、
なぜ貧しくならざるを得なかったか、
その前の状況はどうだったかなどについて
丹念に話を聞いていきました。

そうやって相手との関係性を築いた上で「物乞い
をして回る時に、クッキーや飴玉など、何らか
の物売りを一緒に行ってはどうか? 

もしこの考えに賛同してくれるなら
私たちがお金を貸そう」と提案しました。
 
このやり方に彼らは賛同してくれ、10人、20人
と、次々に参加者が増えていきました。
グラミン銀行の金利は20%ですが、
このプログラムにおいては適用されず、ローン
は無利子です。

自分たちの都合のいい時に、いつでも、
いくらでも返済することができる。返済期限も
ありませんから、彼らが滞納者になることもなく、
長期間返済しなくとも誰も彼らを責めることは
できないのです。


(上甲)
返済期限もないのですか?

(ユヌス)
はい。そして借りたお金を返済すれば、
融資額が徐々に上がっていき、さらに
多くの借り入れを行うことができるのです。
そうやって現在では12万人の貧困者のうち、
実に1万6000人がこのプログラムによって
乞食から脱しました。

 
上手に物を売るようになった彼らは、
もはや物乞いではありません。
残る10万4000人の人たちも、
そうした状況から脱しようと努力し、
現在は第2、第3ローンの融資を受けている
段階にあるのです。


(上甲)
驚きました。物乞いの人が、
次々と「物売り」になっているわけですね。

(ユヌス)
人々はこのプログラムに好意的で、
私たちが必要とするお金も、
1人につき平均15ドルと少額です。
しかしそれが、彼らの生活をがらりと変化
させるのです。


※記事中の数字は掲載当時のものです。

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  今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝!

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