人は神様から創られ愛された大切な存在である 第 2,336 号

『致知』10月号では文学博士でシスターの
鈴木秀子さんがイエス・キリストの歩みに
ついてお話しされています。
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(鈴木)

イエス様の生涯について申し上げれば、
分からないことがとても多いんです。
イエス様が亡くなって何年か経った後に、
4人の弟子がいろいろな人から聞いた話を
まとめたのが『新約聖書』の福音書です。
この2千年間、その解釈は様々に論じられて
きました。


イエス様が生まれた現在のイスラエルの地は当時、
ローマの植民地で、一部の権力ある人たちが力を
振るって一般の人々の生活は困窮を極めていま
した。加えて厳しいユダヤの律法によって細かい
規則まで厳密に守らなくてはいけない圧迫と
息苦しさを感じながら生きていました。

貧しい人が盗みなどすれば天罰が下ると脅され、
病を得れば先祖が悪いことをしたからだと
苦しめられる。

そういう罪という考えが社会全体を支配していて、
人々を縛りつけている社会だったんです。
世界中の困難や苦しみが、この国に
凝縮されていたといえるかもしれません。

イエス様が真冬に馬小屋で生まれたことはよく
知られていますが、希望のないイスラエルの
地で、イエス様もまた人間が味わう最も苦しく
辛い立場で人生をスタートしたわけです。


当時、最も差別され蔑まれていたのが羊飼い
でした。心の素直な羊飼いたちはこの国に
メシア(救世主)が誕生したという啓示を受け、
天に輝く星を見てそれを悟る。
同時に社会的地位のある博士たちも
イエス様のもとに集まってきました。
地位や貧富というものを超えて、
どのような人をも救おうとしたイエス様の
生き方が、そこにも象徴されているように
思います。


イエス様が育ったナザレという町は、周辺の砂漠
とは違って美しい花が咲くオアシスのような場所
でした。

イエス様は五歳の頃には既に知恵者になっていて、
子供の頃から神殿で教えるくらいの力がありました
が、30歳になるまで人の目にもつかず大工として
生活します。


それ以降は貧しい人たちと共に歩む生活をしな
がら、それまでのユダヤ社会にはなかった
新しい教えを述べ伝えていきます。人々を縛り
苦しめてきた厳しいユダヤの律法に立ち向かい、
そこから人々を解放することを始めるんです。

イエス様が伝道を始めて、十字架で亡くなる
までの3年間を公生涯と言いますが、
この公生涯の中でイエス様は病で苦しんでいる
人を癒やしたり、盲人の目を見えるようにしたり、
たくさんの奇跡を起こしました。


実際に多くの奇跡を起こしたことは確かだと
思いますが、それまで虐げられた人がイエス様
の愛によって初めて人間らしく扱われ、心が
解放された喜びや心の変化がそういう奇跡に
結びついたことも多かったのではないかと
私は考えています。

イエス様がこの3年間の公生涯で説き続けた
ことをひと言に凝縮すれば、
「あなたたちは一人ひとり神様から創られ、
愛された大切な存在である。だからお互い
同士を虐げたり差別したりすることから
解放されなくてはいけない。


一人の人間として真に自由に生き、
皆をも大切にすることが大切である」
ということだと思います。

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 今回も最後までお読みくださり、

     ありがとうございました。感謝!

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