むしろ進んで捨てるというような覚悟をもって事にあたることも大切 第 2,039 号

 経営には無限の進め方があり、やり方に当を

得れば必ず成功する。不況であろうと、成功

に至る道はいくらでもある。「世間がいか

に不景気であろうと、いかに経済が困難

であろうと、やるべき仕事は無限と申

していいほどある」「不景気になっ

ても志さえしっかりともっていれ

ば、それは人を育て、さらには

経営の体質を強化する絶好のチャンス

になる」「時を得なければ休養して時を待つ」

「繁栄はあっても不況はない。好況があっても

不況はない」「原因はすべてわれにあり、と

いう思いに徹してこそ、失敗の経験も生か

され、成功への道がひらけてくる」幾多

の困難を乗り越え、一代でパナソニッ

クを世界的大企業にまで育て上げた

松下幸之助。現在も多くの経営者の尊敬を集める

 私はもう腹を決めてるんですよ。

 まず損しなかったらいい、損していくと困る

けれども、黒字と赤字のすれすれのとこまで

はじっと我慢しようと、こういうように

自分で腹を決めてるんですよ。

 雨が降れば必ず濡れるから、傘をさせばいい

ものの、傘をさしてもやっぱりとばっちり

がかかる。今は大暴風雨である。

 大暴風雨にちょっとも濡れんといくような

うまい方法はない。だから多少は濡れて

いこうやないか。こう、腹をくくら

ないとしかたがない。

 覚悟をし、用意をする

 不況というものは、これまでも五年に一度

とか十年に一度とか、大きくは半世紀に

一ぺんというように、その時々の社会

情勢あるいは世界の情勢を背景に

して、何度か起こってきています。

 なんと申しましても、一つの転機と申しま

すか、そういうときにあたって、いちばん

何が大事かと申しますと、やはり志を

崩さないことだと思います。

 平常の場合は、命を惜しみ、物を惜しみ、

金を惜しむということも大切だと思う。

 しかし非常の場合、一大難局に直面したと

いうようなときは、そういう心持ちでは、

かえってそれらを失うことになる

ことが多い。

 非常に際しては、貴重な物であり金であり

命ではあるが、これを失うこともやむを

えない、むしろ進んで捨てるという

ような覚悟を一面にもって事に

あたることが大切だと思う。

 そういった覚悟でやれば、十失うべきところ

を五ですむとか、あるいはまったく失う

ことなく、かえって成果をあげる

ということにもなる

 松下幸之助『不況に克つ12の知恵』

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 今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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