お互いに取引する広告を介した依存関係にある 第 3,041 号

 ベストセラー日記シリーズ最新刊!今回もすべ

て実話の生々しさ。 30年間にわたって広告

代理店の最前線で汗をかいた著者による

怒りと悲哀と笑いの記録。 ゴルフ・

料亭・×××接待、クライアント

は神さまです ~「今すぐに、

俺が飲んでいる店に来い!」 大手

電機メーカー・S社の宣伝部メディア担当

である 田代部長からの電話だった。私はすぐに

ピンときた。翌朝の日経新聞に 掲載される

予定のS社の広告割り付けの変更が彼

の逆鱗に触れたのだ。 

 私は電通マンとして、これまで数えきれない

くらい土下座してきた。もはや土下座に

なんの抵抗もない。

 新人時代、営業部の先輩とともに、ある有名

女性歌手のCM撮影に立ち会っていたときの

ことだ。撮影中、女性歌手が突然、大声をあげた。

 不機嫌を隠そうともしない怒鳴り声に周囲は凍り

付く。すると、先輩はすかさずクライアントの

担当者の前にスライディングし、「申し訳

ありません!」と土下座したのだ。

 しかもその姿が、女性歌手の視界にしっかりと

入り込むように計算して。

 新人の私は、まず何が問題なのかを把握し、解

決策を講じるべきだろうと思ったのだが、ベテ

ラン電通マンの思考回路はそんなところに

迷い込まない。

 続けざまに、先輩は控え室へと引き上げていこう

とする女性歌手の前に飛び出すと、その靴先5セ

ンチのところに深々と土下座した。

 女性歌手はやれやれといったふうに苦笑いをして

いったん控え室に帰ったが、数分後にスタジオに

戻ってきた。無事、撮影が再開された。

 「福永、よく覚えておけ。土下座ほど効率の

いい手法はないぞ」

 私には、やすやすと土下座する先輩が格好よく

見えた。こうして誰しもが電通マンとしての

土下座を会得するのである。広告代理店

の社員にとって、「クライアントは

神さま」なのだから。

 コネ入社のトライアングルは、電通、クライ

アント企業、マスコミの3者の三角形で成り

立っている。このうち、一番強いコネは何か。

 最強のコネは、マスコミである。広告代理店と

マスコミ各社は、お互いに取引する広告を介

した依存関係にある。

 実際に、電通社内には、地方新聞や地方テレビ

局の役員の子息がひしめき合っているし、マス

メディア側にも電通幹部の子息が多く入社

していく。

 電通とマスコミ各社は互いに相手の有力者の子息

を囲うことで結束を高める。まるで戦国時代の

政略結婚のようでもある。

福永 耕太郎 (著)『電通マンぼろぼろ日記』

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 今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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