日本は素晴らしい国!こんなに素晴らしい方たちが 活躍しておられる 第 611 号

 日本人は模倣が上手、とよく言われます。

でも、それは本当なのでしょうか?

 歴史や文学に造詣が深い占部賢志さんの

お話に耳を傾けてみましょう。

───────「今日の注目の人」───

☆ 世界史から見る日本人像 ☆

占部 賢志(中村学園大学教授)
   
───────────────────

【占部】 
 それから、よく日本人は模倣が上手いと

言われますが、皮相な見方です。

 たとえば、古来中国の感化を受けて月見を

するようになりますが、日本人は中国風の

十五夜ではなく十三夜の月を眺めたのです

 完全な満月よりもほんの少し満ち足りない

姿を好んだのですね。

 古典に出てくるのはすべて十三夜の月です

 これも日本のオリジナルといっていいでしょう。

【教師A】 
 そういえば、うちの田舎では今でも十三夜

の方を見ますね。

【占部】 
 その典型が文字獲得の一大経験です。

 大陸から漢字が伝わると、日本人は訓読する

 たとえば、「川」という字は「セン」と読む

のだが、こちら側に同じ概念を指す日本語

「カワ」があれば、そう読んでしまう。

 こんな離れ業をやってのけた民族は例がない。

 英語で言えば、greenと書いて「グリーン」

と言わずに「みどり」と読むようなものですね。

【教師A】 
 いやあ、あらためて日本人の独創性を

見直しました。

 ぜひ教育のなかできちんと教えるべきですね。

【占部】 
 そうした、異文化を自家薬籠中のものにする

独特の文化創造力は今日にまで

伝えられています。

 それを「不易」というのです。

 不易というのは…

※占部さんの興味深い話は、まだまだ続きます。

 『致知』2017年4月号

       連載「日本の教育を取り戻す」P120 

今回も最後までお読みくださり、ありがとう

             ございました。感謝!

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