過去に縛られていては明るい未来はありません 第 2,609 号

全国大会にて「感動大賞」に輝いた
「ドリームジャパン北海道」(長原和宣社長)
の社員代表・吉本晃之さんの感動のスピーチ
を配信します。


─────────────────

(吉本)

『致知』と出逢ったのは、2年前。
私は前科者であり、元犯罪者です。
長原社長にお声掛けいただき、
地元の京都を離れ北海道へ来ました。 

今は30歳になりますが、
20代前半の頃からギャンブル依存者になり、
お金欲しさに犯罪に手を染めてしまいました。

前科者就労支援をされている長原社長とは
逮捕される前から面識があったため、
出所後、環境を変えたい、自身を変えたい
という強い思いで北海道へ行きました。

そこで『致知』と出逢い、更生の道が
始まりました。


しかし、最初は『致知』を読んでも
なかなか理解できませんでした。
自分を変えたい、いや変わらないとダメだ、
何のために北海道まできたのか、毎日考えました。 

そんな中、あることに気がつきました。
どんなに成功された方でも必ず一度は挫折の時
があったこと、そこに今の自分を重ねました。
その方が挫折をした時、どのように這上がり、
結果を出せたのか。その行動と心のあり方が
非常に勉強になると思いました。

特に京セラ創業者の稲盛和夫さんの
リーダーとしての姿に感銘を受け、
自分もただ更生するだけではいけない、
もっと高みを目指して自分を磨いて
いかなければいけないという思いを強くしました。

それから私の意識も
変わっていくのが分かりました。
長原社長と毎日話をし、
社内木鶏会に全力で取り組み、
試行錯誤を重ねることで、
いまようやく光が見えてきたと感じています。

また私は、前科者の就労支援を目的とした
職親(しょくしん)プロジェクトに
参加させていただいています。これも自身が
大きく成長できた要因の一つでもあります。

前科者の気持ちは前科者が一番良く分かります。
世の中の前科者に対する
偏見や見方というものを変えていきたいのです。

刑期を終えた者は罪人ではありません。
同じ一人の人間です。過去は消せないですし、
背負うものはあります。
ただ、前科者でも一所懸命頑張っていることを
世の中の方々に知ってほしいのです。

罪を犯した人の更生に終わりはなく、
死ぬまで更生し続けるぐらいの覚悟が必要です。
そのために職親プロジェクトがあり、何より
『致知』が必要不可欠だと考えるように
なりました。


私は、過去をとても後悔していましたが、
最近になってプラスに考えることが
できるようになりました。
やったことは悪いことですが、
これからの自身の行動と成長次第で、過去が
光輝くものになるんじゃないかと思いました。
必ずそうしていくんだという
強い気持ちを今は持っています。

反省は必要ですが、過去に
縛られていては明るい未来はありません。
私は、必ず人生を成功させてみせます。
二度とないこの人生を、悔いなく生きるために、
己の魂を磨き続け、感謝の気持ちを忘れず、
この『致知』と共に更生の道を歩んでまいります。

※本記事は『致知』2022年11月号の
巻頭・巻末グラビアより一部抜粋したものです。

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 今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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