様々なことに興味を持つ多趣味な人はボケにくい 第 2,433 号

若い頃に認知症を発症する人がいる一方、
高齢でも認知症の症状が進行しない人がいます。
その違いはどこにあるのでしょうか。

浴風会病院精神科医の須貝祐一さんが
認知症予防のための心懸けや習慣に
ついて語ります。


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(須貝)

私は精神科医として、これまで約40年にわたり
多くの患者さんを診てきました。特に1990年、
この浴風会病院(東京都)に勤めてからは、当時
の院長と共に「認知症(物忘れ)外来」を開設。
認知症に関する研究を続ける傍ら、
「最近、物忘れがひどいんです」
「私、もしかしてボケ始めているんでしょうか?」
といった様々な悩みに向き合ってきました。

長らく診察を続けていると、面白いことに気づか
されます。自分が認知症ではないかと疑って来院
された方の中に、82歳になる女性がいます。
初診は彼女が70代の時でしたが、
薬はほぼ処方していないにも拘らず、
それから10年以上が経ついま
も一向に症状が悪化しないのです。

不思議に思った私が普段の生活について
根掘り葉掘り尋ねると、趣味でフラダンスを
長く続けていることが分かりました。
ダンスですから、大会があれば観客の前に立ち、
そのために日頃から運動を続け、
社交の場に出ることになります。

こういう習慣が認知症、物忘れの進行を抑えて
いるのでしょう。

フラダンスに限らず、何か一つのことに深く
打ち込んでいる人、様々なことに興味を持つ
多趣味な人はボケにくいと感じます。


若いうちから発症してしまうケースがある中、
なぜこうも差が出るのでしょうか。
発症のメカニズムについての研究があります。

〝三大認知症〟の一つに数えられ、
最も症例が多いのがアルツハイマー型認知症。
画像診断技術の進歩によって、その発症の一因
であるアミロイドβ(ベータ)タンパク質が、
実に発症の20年前から
脳に溜まり始めていることが判明しました。

歳をとって脳の機能が衰えるにつれ、この不要
なβタンパク質を分解できなくなります。
それが次第に寄り集まって神経毒となり、
記憶や情報の整理を司る海馬に影響して、
発症に至るのです。

アルツハイマー型は長く予防は難しいとされて
きましたが、研究が進んだ結果、このβタンパク
質の問題に加え、生活習慣を改善することで
防げる可能性がある、少なくとも、そのリスクは
減らせることが解明されてきました。


この研究を踏まえれば、40~60代の頃から
手を打つべきであることをご理解いただける
でしょう。

といって、70代以降は手遅れかというとそうでは
ありません。先ほどの女性然り、私の知る範囲
でも、よい習慣を身につけている人は脳の状態を
維持あるいは向上させている例が多くあります。

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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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