人間の基本となる生き方.大義を説く『大学』の教え 第 2,335 号

本日は『致知』最新号に登場されている
東洋思想研究家・田口佳史さんのお話を紹介
します。今回、田口さんが語られているのは
東洋古典の『大学』。


私たちは現在、大きな事件が起きると
「政治が悪い」「経済が悪い」と声を大に
しますが、『大学』は一人ひとりが身を修める
努力をしない限り、家庭も整えられないし、
社会の平和も訪れないと説きます。『大学』に
触れることで自らを省みる機会としては
いかがでしょうか。


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(田口)

朱子は『大学』を「孔子の遺言」とまで言い
切っています。儒家の大山脈があるとしたら、
その最も高い部分を説くのが『大学』では
ないかという実感が、私の中で日々
強まっているのです。


これは古典がいかに現実の生活の中で意味を
持つかということとも繋がってくる話ですが、
少し幕末を考えていただきたいのです。

当時、幕藩体制はガタガタで、このままいくと
日本は植民地にされかねないという状況でした。
それを押し止めたばかりでなく、近代国家の
仕組みを構築し、産業革命を推し進める
という国家的大事業を成し遂げたのは
平均年齢三十歳前後の我われの先輩です


では日本はその頃、財政的に潤い、地下資源が
あり、軍備が充実していたかというと全く
そうではありませんでした。


それでは、なぜアジアで日本だけがそれを
なし得たかというと、これは人間力としか
言いようがないわけですね。

私たちはこの時代の人たちが
いかなる教育を受けていたかということに
もっと関心を払うべきです。

私も調べてみたのですが、分かったのは私が
これまで熱心に学んできた四書五経(『大学』
などの代表的古典)は、実は江戸期における
子供たちの教科書にすぎなかったという驚く
べき事実です。その教科書の中でも、
最初に習ったのが『大学』なのです。人間の基本
となる生き方、大義を説く『大学』の教えを、
六歳の子供たちに刷り込んでいたわけです。

それを考えると、『大学』が当時の日本人の
人格形成にいかに大きな役割を果たして
きたかが分かるのではないでしょうか。


※『致知』2月号特集「百万の典経 日下の燈」
田口佳史氏と平川理恵氏の対談より

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 今回も最後までお読みくださり、

     ありがとうございました。感謝!

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