たとえ逆境の中にいても喜びはある = 2-2 = 第 2,458 号

伝説の料理番組「料理の鉄人」で初代の和の鉄人
として見事な腕前でお茶の間を魅了した
道場六三郎氏。そんな道場氏が若い頃から心掛け
実践されてきた仕事の極意とは?

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〈道場〉
僕の両親は浄土真宗の信仰に篤く、
常日頃、人としての生き方を説いてくれました。
いまでもよく覚えているのは、

「親や先生のいる前では真面目にやって、
見ていないと手を抜く人がいるけど、
とにかく神仏は全部見てござる。
陰日向があってはいけない。
どんな時も一所懸命やらなきゃいけないよ」

とか「たとえ逆境の中にいても喜びはある」。

こういう教えは僕の財産であり、
若い頃から仕事のベースになっています。

〈松岡〉
他に心掛けていたことはありますか?

〈道場〉
東京の店に入って心に決めたことは、
「人の2倍働く、人が3年かかって
覚える仕事を1年で身につける」
ということです。

例えば、人がネギを3本置いて切っていたら、
その上に1本重ねて4本、2本重ねて5本で
切れるようにする。最初はなかなかうまく
できませんが、脇の締め具合や手首の
スナップなどを工夫して、試行錯誤の末に
自分だけの得意技を編み出したんです。


冷蔵庫の使い方一つにしても、工夫次第で
差が出ます。先輩から「ちょっと、あれ取って」
と言われた時に、冷蔵庫をパッと開けて、
サッと食材を取り出して渡せるか。
これをできずに「えっと、どこだっけ」
なんてグズグズしていると、
「バカ野郎」となってしまう。

そこで、冷蔵庫の中を六つに仕切って整理整頓
し、どこに何が入っているかメモを取り、
扉に貼っておく。さらに、量が少なく
なったら小さな容器に移し替え、いつも
冷蔵庫を広く使えるようにしていました。

〈松岡〉
ご自身で気づいて創意工夫されたことが
素晴らしいですよね。


〈道場〉
それから、先輩のやっている仕事を見て、
レシピを全部ノートに書き写したり、出汁巻き
玉子をどれだけ早く綺麗につくれるか追求
しようと、夜中に同僚が寝ている横で、
濡れたタオルをフライパンの上に載せて
それを返す練習をしたりね。

僕は「仕事にも人生にも締め切りがある
とよく言うんですけど、
ダラダラと仕事をしても上達しません。
とにかく僕は若い頃から、
今年は絶対にこの仕事を覚えるという
目標を立てて努力しました。



※『致知』2018年7月号より

致知出版社の人間力メルマガ

  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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