電気は来ていなくても.スマホは持っている 第 2,598 号

 本書を読めば、アフリカのイメージがきっと

一変します。アフリカは、かつて日本や中国、

インドが歩んできた道を、加速度をつけて

突き進んでいるのです。最先端のテック

ビジネスが社会実装され、近未来の

ビジネス地図がまさに今、書き

換えられようとしているのです。

◊15分以内に輸血用血液バッグを運ぶドローン
◊銀行口座がなくてもキャッシュレス決済
◊どんな田舎でも受診できるAI医療診断
◊東アフリカ主要国の首都を結ぶ高速鉄道
◊西アフリカのドバイを造る2000億円プロジェクト

 ほかにも、爆発的な人口増加、平均年齢19歳、

テック系スタートアップの躍進、キャッシュ

レス化率90%、新幹線の開通、ショッ

ピングモールの登場など、まだまだ

驚きの事実があります。

 アフリカの特徴の1つは、

年齢の圧倒的な若さだ。

 アフリカでは、都市化、経済発展

が進んでいる。

 アフリカでは固定電話ではなく、いきなり

携帯電話が普及する。ケニアのMーPESA

というサービスは、送金、決済、預金、

ローンが端末で行える。

 先進国のベンチャー界では、研究開発は先進国、

商用サービスはアフリカで行うことも多い。

アフリカでは既得権益者や規制が少なく、

先進のサービスがすぐ提供できるからだ。

 アフリカ大陸は、インドの10倍も大きい。

 電気は来ていなくても、スマホは持っている。

 スマホの充電は、小型のソーラーパネル

を使ったり、村のキオスク、パパママ

ショップの充電サービスを利用している。

 アフリカは、巨大市場になりつつある。

 日本とアフリカの関係においては、コーヒー、

紅茶、タコやゴマ、マグロなどの食品、さら

には金・ダイヤモンド、石油、レアメタル

など、多くが日本に輸入されている。

 新たなビジネスモデルの発掘と実証としての

場として、日本企業も進出している。

 金融、医療、ドローンなど規制の厳しい分野、

AIなど実証データが多く必要な領域では、

大きな可能性を秘めている。“人類発祥

の地「アフリカ」がいよいよ来た!”

椿 進  (著)『超加速経済アフリカ』

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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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