難しいと感じた書物や資料が読めるようになりどんどんやる気になる 第 2,355 号

深刻化する学力低下、若者の読書離れ、
迷走する教育行政など、
日本の教育は様々な問題を抱えています

『致知』最新号では、その実態と処方箋を、
長年学校教育に携わってきた野口芳宏さんと
榎本博明さんに語り合っていただきました。

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(榎本) 
野口先生のご著書で学びになったところは
まだまだたくさんありまして、例えば、子供
たちに言いたいことを言わせるのではなく
「言うべきことを言う」
「分からないことを自覚させることが大事だ」
という教えは、自分の教育現場での経験とも
非常に重なるものがありました。

というのも、いまの大学現場では、学生が
授業中に私語をしていても、寝ていても注意
しないことが多いんですよ。ですから、私が
自分の授業で騒いでいる学生を注意すると、
「他の先生は注意しないのに」
と抗議がくることもあるんです。
教員の側も「やる気のない学生は
寝てくれたほうがやりやすい」
などという人までいるほどです。

前の席で真面目に講義を聴いている学生が
「騒がしくて先生の声が聞こえない授業が
あって勉強できない。学費を返してほしい」
と相談してきたこともありました。

また、大学だけでなくどの学校段階でもそう
ですが、とにかく学生が楽しいと感じる授業を
しなければいけないという風潮があって、私が
資料を読んだり、論文を書けるようになる授業
を学生にしているのに対して、「うちの大学の
学生にそこまで指導する必要はない」
などと注意されたこともあります。

「私のゼミでは、学生に椅子取りゲームをさせて
友達づくりの支援をしている」という先生まで
いて、もう衝撃を受けました。

(野口) 
それは驚きですね。

(榎本) 
やはり、本当の「楽しい授業」とは何かが
分かっていない教育関係者も多いんですね。
いままで分からなかったことが、
学びを深めることで分かるようになり、
自分の心の世界が広がり、
分からなかったことが分かるようになり、
さらに知りたくなる。そこに楽しみ、
喜びがあるということに気づかせるのが、
本当の楽しい授業だと私は思うんです。

(野口) 
おっしゃる通りですね。

(榎本) 
実際、ゼミの学生に論文指導をしていますと、
最初は大変だと文句を言ってくるのですが、
難しいと感じた書物や資料が
読めるようになっていくにつれて、
どんどんやる気になってきて、学部生なのに
学会で発表したり、心理学の専門職に
合格する子が出てきたりしました。
「授業」という以上は、遊びの時間じゃないん
ですから、まず何よりも勉強を通じて
学ぶ楽しさを教えるべきなんです。

※『致知』最新号では、
野口芳宏さんと榎本博明さんに
日本の教育問題について
徹底討論していただいています。
詳細はこちら 

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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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