“自分はお母さんが思ってくれる大切な人間なんだ”と言う自覚 第 2,164 号

和歌山県田辺市の閑静な住宅街に開かれた坂本
助産所。ここで、4,000人を超える赤ちゃんを
取り上げてきたのが94歳(掲載当時)の現役
助産師・坂本フジヱさんです。

約70年に及ぶご体験を踏まえて、
よい子が育つ秘訣を伺いました。

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――(よい子育てのために)具体的にはお母さん
はどうすればいいのでしょうか。


〈坂本〉
何も難しく考える必要はなくて、赤ちゃんを
抱いて抱いて、ひたすら抱きしめて、徹底的
に可愛がってあげる。

与えて与えて、与えきって構わないんです。
そうすれば、素直ないい子に育ちますよ。
特に最初の3か月までは盲目の愛でいいんです。

ところが最近のお母さん方は昔に比べて大学とか
短大まで進んで教育を受けるようになったで
しょう。そういう人たちが赤ちゃんを育てると、
物言わぬゼロ歳児は何も分からないと思って、
自分の考え方や価値観というものを押しつける。
実はそれが赤ちゃんに理不尽に堪えているん
ですよ。


――最近はゼロ歳児を対象にした教材も
かなりありますね。


〈坂本〉
ゼロ歳児には道徳の観念や躾は無用だし、親の欲
目で早くから教育しようなんていう考えは1つも
いらないんです。それよりも1年間は徹底的に
大事に大事に育ててあげる。


そうして1年経ったら、いろんなことに耐えら
れるようになるから、教えるのはそれからでいい。
逆にゼロ歳児のうちにあやふやな養い方をすると、
その後遺症が一生続いていくんです。


どうなるかというと、自己を肯定する感情が育た
なくなる。だから母親とゼロ歳児の赤ちゃんとの
間には、他の人に首を突っ込ませるなという
ことなんです。


――自分のことが好きではない子供が増えている
といいますね。


〈坂本〉
本当の愛情をもらった子供たちは、母親との間に
原信頼関係というのができてくるんです。
そして次に自尊、つまり自分を尊ぶ感情が
生まれてくる。「自分はお母さんが思ってくれて
いるような大切な人間なんだ」と自覚できるよう
になると、今度は自分を大切にするだけではなく、
人も大切だということを自然に学んでいくと
いうわけです。


つまり母親との原信頼関係が強固に構築されれば、
それをベースに父親も見る、おじいちゃん
おばあちゃんも見る、周囲の人たちも見る、と
いうように社会に広がっていく心というものが
育まれていくんですよ。


(※本記事は月刊『致知』2014年12月号
連載「生涯現役」より一部抜粋したものです)

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  今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝!

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