手がすいて心に余裕がなければ大事なことに気づかないものだ 第 2,373 号

平成7年に刊行された
『佐藤一斎「重職心得箇条」を読む』は、
現在までに21回もの増刷を重ね、
9万部を突破する、
弊社の隠れたロング&ベストセラー。

江戸末期の儒学者・佐藤一斎が説いた
不易のリーダー論を安岡正篤師が
一条ずつ丁寧に読み解きます。

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「幹部の育成に活用した1冊」

 新井正明(住友生命名誉会長)

 * * *

住友生命名誉会長の故・新井正明氏は
この『重職心得箇条』を30年以上にわたって、
経営や人生に生かしてこられたといいます。

具体的にどのように生かしてこられたのか、
新井氏のインタビュー記事をご紹介します。

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上に立つ者の行動の指針として、
この書ほど的確なものはないと思います。

私はこれを常に座右に置き、
17か条にわたって示された心得を
拳々服膺してまいりました。

私のビジネスマン生活は
『重職心得箇条』に盛られた17か条を
実践しようとした一筋道であった、
といっても過言ではないほどです。


この貴重な教えを私一人に止めておくのは
もったいないと考え、
安岡先生に住友生命へのご出講をお願いし、
重役も含め課長以上幹部の会合で
その神髄を説いていただきました。


それがどのような効果をもたらしたかは
計りかねますが、安岡先生の講義のあとで、
役員の一人が

「いやあ、参った」

と感想を述べていたのが印象に残っています。


聞けば、次の一句がぐさりと
胸に突き刺さったということでした。

***

勤向繁多と云ふ口上は恥ずべき事なり。
仮令世話敷とも世話敷と云わぬが能きなり。
随分手のすき、心に有余あるに非ざれば、
大事に心付かぬもの也

***

仕事が忙しいという言葉を口にするのは
恥ずべきことで、たとえ忙しくとも
忙しいといわないほうがいい、
手がすいて心に余裕がなければ、
大事なことに気づかないものだ、

といった意味です。


なるほど、その役員は
「忙しい、忙しい」というのが口癖でした。

『重職心得箇条』はこのように一部をとっても、
自分の無意識の行いをチェックする
材料にもなるのだな、と感じたことでした。


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『佐藤一斎「重職心得箇条」を読む』

安岡正篤・著

定価=本体800円+税

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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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