官僚が独占していた情報を広く国民に「公開」する 第 2,116 号

 なぜ復興予算が霞が関の庁舎や沖縄の道路に

使われたのか―流用問題をスクープした

記者が国家的犯罪の真相に迫る!

 復興1年目にあたる2011年度は、復興予算

として3回にわたる補正予算が組ま

れた。合計15兆円。

 2012年6月の発表では、6兆円もの復興

予算が未執行となり、被災地で予算が

使われていないのだという。

 予算を必要としている被災者は多くいるはず

なのに、なぜなのか。そして、繰り越され

て特別会計に入れられる予算は、一体

何に使われようとしているのか。

 筆者は疑問を抱いた。そして、復興予算の

使途に関する取材を始めた。手始めに、

まずはこの予算について何が公開

されているのかを確認することにした。

 近年では情報公開の動きにより、公的な資料

がインターネットで公開されている場合が

多い。筆者の場合、政策に関する調べ

物をする際には、どこまでが公開

されているのかをインター

ネットで確認するところから始まる。

 目を疑った。復興に関する事業だけでまとめた

予算書のはずなのに、復興と関係のない事業

のオンパレードではないか。これが

本当に復興予算なのだろうか。

 予算書なんて、見ちゃいない。

 こうして、「復興特別会計」と検索しただけで、

およそ復興とはかけ離れた予算書が出てきた

わけだが、筆者の記憶する限り、新聞や

テレビにおいてそのことを指摘する

メディアはなかった。

 復興大臣自身が元資料を見ておらず、官僚に

口頭で教えてもらわなければ分からない

ようでは、予算の流用など見抜けるわけもない。

 民主党政権唯一の功績2009年9月に民主党が

歴史的な政権交代を果たしてから間もない、

政権発足1か月目のことだった。

 2009年10月23日、民主党政権は「予算編成

等の在り方の改革について」という名前の

閣議決定を行なった。そこで決められ

たのは、官僚が独占していた情報

を、広く国民に「公開」することであった。

 行政事業レビューシートとは、事業の要点

が記載されたもので、手短にまとめられた

2、3枚ほどの紙に、事業費の契約先や

契約先の天下りの有無までが明示

されている重要な資料である。

 この閣議決定をきっかけに、ネット公開に

よってすべての事業の中身が誰でも簡単

に見ることができるようになった。

 まさに霞が関の世界の「見える化」である。

このように予算書が公開されれば、ブラッ

クボックス化された国家予算の流れの

メカニズムは、たちどころに明らか

になる。民主党政権が唯一残せた

功績は、この情報公開であった

ことは間違いない。

 それを防ぐ第一の方法は、国民の関心だ。

絶えず私たちが彼らの監視を続けていく

ことが重要になってくる。そのため

に、一つだけ希望を感じたことが

あった。それは情報公開である。

 行政の情報は現在、かなりのボリュームで

いま国民に開かれている。誰でもインター

ネットで簡単に国の事業の中身をチェ

ックすることができるようになったのである。

 福場ひとみ『国家のシロアリ。

    復興予算流用の真相』を読み解く

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 今回も最後までお読みくださり、

   ありがとうございました。感謝!

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