光り輝く原石を見つけ彫琢し抜いて初めて価値あるインテリジェンスとなる 第 1,762 号

 米朝衝突の危機に加え、帝国主義化する

中露の指導者は独裁者と化しつつある。

 手間もコストもかかる民主主義に対する市民

のいらだちは募るばかりだ。だからといって、

民主主義は捨てられない。こんな乱世に、

政治のリーダーはどうあるべきなのか…。

 獄中から彗星のように現れた佐藤優さんは、

凄まじいばかりの知的エネルギーを

秘めていた。

 常の外交官、獄中体験者、情報分析官なら、

自らの体験を語り尽くせば、たち

まち痩せ細っていく。

 だが「佐藤ラスプーチン」は

日々進化を遂げていった。

 膨大で雑多な情報の海から事態の本質を紡ぎ

出す業こそ「インテリジェンス」の意なのだ

が、その手並みは練達の寿司職人を思わせる。

 21世紀のいま、忍び寄る「独裁」の足音

を聞き分け、読者に警告を発している。

 そんな「インテリジェンス感覚」をいかに

すれば磨くことができるのか、ラスプー

チン流の手法を本書から存分に身に

つけていただきたいと思う。

 情報の世界では、稀に度肝を抜くような

極秘情報に接することがある。

 北の独裁者の傍らに忍ばせていた情報源

から「金正恩の意図」が打電されて

くるといったケースだ。

 政権の中枢にいる外交官や分析官は、

そうした宝石にも似た情報に

触れることができる。

 だが極秘情報には、しばしば危険な罠が仕掛け

られている。フェイクニュースは諜報の

世界にこそ溢れているからだ。

 それゆえ、インテリジェンスの世界では、

「オシント」と称される公開情報

こそ貴重なのである。

 膨大な公開情報を独自の視点から

読み解き、日々蓄積に努める。

 佐藤優という孤高の情報分析官は、外務省

を去った後も、こうした営為を

ひとり続けてきた。

 ビッグデータは今日、大変なブームなの

だが、膨大なデータを貯め込むこと

に価値があるわけではない。

 一般情報つまりインフォメーションの海から、

光り輝く原石を見つけ出し、彫琢し抜いて

こそ、初めて価値あるインテリジェンスとなる。

 ウクライナは旧ソ連邦の穀倉地帯

にして最大の兵器庫でした。

 ソ連からの分離独立後も航空機やミサイル

産業をそっくり受け継いだのです。

 ウクライナこそ国際社会の監視が及ばない

武器取引のブラックホールに他なりません。

 僕はホワイトハウスやペンタゴンを10数年に

わたって担当していましたから、大小合わ

せて10回近い戦争に付き合ってきました。

 パナマのノリエガ掃討作戦から湾岸戦争、

アフガン戦争さらにはイラク戦争。こう

してみると、アメリカという国家は、

休む間もなく戦争を繰り返して

いるというのが実感です。

 そうした経験からいうと、この国が武力

行使を決断したな、と分かる瞬間

があるものです。

 2001年の九月に同時多発テロ事件が起き、

2003年の三月にはイラク戦争が

始まりました。

 当時のブッシュ大統領は、いつ、サダム・

フセイン政権への攻撃準備を決意した

のか。じつは随分と早い、2001

年の年の瀬でした。

 この時、ホワイトハウスの空気がスーッ

と変わったことを鮮明に覚えています。

 公式の発表があるわけじゃない。政権の

高官が大統領の決意を洩らしたり

するわけでもありません。

 要するに「空気」なのです。ブッシュ大統領

はこの時期に、ラムズフェルド国防長官に

対イラク攻撃の作戦計画を策定して

ほしいと密かに打診していた

ことが後に明らかになっています。

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 今回も最後までお読みくださり、

     ありがとうございました。感謝!

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