ロシア民族とロシア式体制が何たるかを肝に銘ずる必要がある 第 1,872 号

 戦後70余年、未だ日ロ間で平和条約が締結され

ないのはなぜか ? 北方領土返還は如何にして

実現可能か ? 旧ソ連からプーチンに至る

ロシアの対外交渉を、交渉学の諸理論

から紐解き、対ロ外交の修羅場を

経験した専門家の証言をもとに

緻密に分析・検討し、日ロ

関係の展望を考察する。

 「俺のものは俺のものであり、お前のものを

どう分けるか、交渉しよう」。これこそが

ロシア式交渉の真髄であると、ロウニー

中将 (対ソ軍縮交渉米特別代表)は結論する。

 ロシア人は相手側に向かって常に譲歩を要求

し、それが容れられない場合には交渉が進捗

しない責任を相手側に転嫁させようと試みる。

 ロシア人は実に忍耐強い。ロシア外交官

は、何百回となく同一のことを繰り

返して倦むことをしらない。

 彼らは、何事をなしとげるためにも

時間というものがかかること、しか

もたとえ時間をかけても成果があ

がらないことすら十分心得ている。

 プーチノミクス下のロシアは

「世界最大の商社」

 ロシアと貿易取引をおこなおうと欲する

者は、欧米人でなく、まさにロシア人

を相手に商売をおこなおうとして

いることを、念頭におくべきだろう。

 つまり、ロシア民族とロシア式体制という

二つの要因がミックスしている人々と

交渉をおこなっていることを、

肝に銘ずる必要がある。

 まず心すべきは、世界最大のプーチン式

コーポレーション (会社)を相手に

している事実の認識である。

 プーチノミクス(プーチン式経済) は、まず

国の基幹産業部門とみなすエネルギーと

軍事産業をほぼ完全に国営化するか、

プーチン大統領の 「お友達」の

手に独占させている。

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 今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝!

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