ウイスキーを学ぶことはお酒落を学ぶこと 第 2,154 号

 日本ウイスキーの生みの親であるニッカウヰ

スキー創業者・竹鶴政孝。若くからスタイル

よくスーツを着こなし、仕事ぶりから生活

まで徹底して本物志向であった彼の姿を、

孫の視点から描く。

 祖父は私に、将来どうしろとは一切言わな

かったが、「匂いをかげ。食べて、味や

食感を確かめろ」「本物を知れば、

おのずと偽物がわかるように

なる」と言っていた。

 「高級店はうまい店が多いが、値段が高いから

といってうまいとは限らないぞ」「ラベルに

騙されない、自分の味覚の基準を持て」

とも言っていた。

 それはまた、洋酒に憧れ、イミテーション・

ウイスキーの時代に本当のウイスキー造り

を学んだ祖父が苦労して獲得した、決し

妥協することのできない核心、人生

を貫く心棒のようなものであったと思う。

 グラスゴー大学と蒸溜所実習

「absorb (アブソーブ)」。「吸収する」を意味

するこの言葉は、私が子どもの頃からよく耳

にしてきた祖父の日常的なボキャブラリー

のひとつである。

 熱心な勉強家で幸運に恵まれてスコット

ランドに留学した祖父は、苦労を厭わ

ず、何でも貪欲に体験し、吸収した。

 といっても、留学先も決めないままで出発して

いる。明治時代から日本とスコットランドは

留学や教師の招鴨などで教育交流が盛んだった。

 その下地があるのだから、行けば何とかなる

と考えていたのだろうか。「エジンバラ大学

かグラスゴー大学のどちらかに、入れば

よいだろう」という、何とも

大まかな計画だった。

 ウイスキーを学ぶことはお酒落を学ぶこと

 自然と文化は不可分の関係にある。祖父は

スコットランドで、ウイスキーの製造技術

だけでなく、それを生んだ自然と社会、

文化がひとつながりであることを学んだ。

 ウイスキーと、それを楽しむ人々の生活文化、

食器や衣服、住宅に至るまで、社会全体を

包み込む大きな文化がひとつながりで

あることを学んだ。

 竹鶴孝太郎『ウイスキーとダンディズム。

     祖父・竹鶴政孝の美意識と暮らし方』

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  今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝!

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